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福岡国際マラソン18回連続出場・角田進さんのサブスリー論「練習さえすれば、限界は上へ上へと上る」

2026年4月15日

1991年の福岡国際マラソンを走る角田さん(109番)

1991年の福岡国際マラソンを走る角田さん(109番)


現在発売中のランナーズ5月号では、過去の本誌サブスリー連載から厳選した6人のコーチ陣による「サブスリー達成法」と「サブスリー論」を抜粋して再録しています。そのコーチ陣は喜多秀喜さん、角田進さん、伊東輝雄さん、金哲彦さん、吉岡利貢さん、平塚潤さん。ここでは、1994年5月号~95年5月号に掲載した角田さんの連載から抜粋した「サブスリー論とサブスリー達成法」を紹介します。


マラソンはコンスタントに走り込むことが大切

市民ランナーとして、今より出場資格が厳しかった福岡国際マラソンに18回連続出場し、ランナーズ賞も受賞した角田進さん。サブスリーに必要な要素を「自分で限界だと思いこまないこと」と語っている。

マラソンに必要なものは、スピードとスタミナです。私はどちらかといえば、スピードを重視しています。たとえば100km以上の長い距離を走れても、フルで3時間を切れない人はたくさんいます。しかし、5kmを16分で走れる人は40km以上の練習をしていなくても3時間あればフルマラソンを走れる可能性が非常に大きいのです。

故障や健康状態の悪化に気をつけてコンスタントに走り込むことも大切です。マラソンは長い期間練習を続けてきても、少々のサボりで走力は落ちてしまいます。逆に毎日5〜8kmを自分のペースでコンスタントに走っている人ならば、フルマラソンで3時間30分〜4時間は出せる地力はあるはずです。


「もう駄目だ」という言葉は絶対に思い浮かべない

そして、サブスリーを目指す方々に伝えたいことは第一に、自分の能力の限界は自分で思っているよりかなり上にあるということです。それを信じて物事に取り組みましょう。私自身タイムトライアルをするたびに「目標タイムは無理だ」と思ってスタートしますが、たいていクリアしてきました。”福岡国際”のこともそうです。自分の能力から1回も出場できるはずがないと考えていたのが、15回になったのです(※編集部注 その後18回連続まで継続)

第二に、「限界だ」と思ったときが本当のスタートであるということです。そこを乗り切り一段上に到達すれば、さらに上に達することが可能になるのです。特に、これからフルマラソン3時間を目指そうという皆さんにとって、自分が今限界に感じているタイムは、全くのスタート地点に過ぎず、可能性が無限といえるほど広がっているのです。”もう駄目だ”という言葉は絶対思い浮かべないことがポイントです。駄目でないものも駄目になってしまいます。練習さえすれば、限界は上へ上へと上がって行くのです。

最後に、サブスリーを達成するには練習計画が必要ですが、最も難しいことは、練習を行うために必要な時間を生み出すために失わざるを得ない時間(他の事柄のために必要な時間)をいかに考えるかです。やはりサラリーマンとして一家を支える仕事があり、愛すべき家族が自分を支えてくれるからこそ、マラソンが生き甲斐として成り立つことを忘れてはいけません。


角田進さんのサブスリー達成法

サブスリー達成の核
スリムな身体をつくり上げる

マラソンは身体が軽い方が有利。特に夏場は走り込んで脂肪のない身体をつくり上げる。通勤ランを取り入れるのも走行距離増加、減量につながる。食事の内容を意識し、仕事中もなるべく動くようにする。


スピード強化
5kmや10kmレースに出場

春にスピード養成。4月はジョギングの後に流しを3〜5本行ってスピードの出る動きを身につける。5月になったら1km×3本などのインターバルトレーニングを取り入れ、5kmや10kmレースに出場する。


スタミナ強化
42.195kmペース走

走り込みの時期(主に夏場)は月400km走って土台をつくる。レース1〜2カ月前になったら42.195kmのペース走を行う。ラスト1〜3kmはできればペースアップ。この練習で42.195kmの感覚がつかめる。


エクササイズ、筋トレ
腹筋でお腹の脂肪をとる

スピードの出る大きな動きをつくるためもも上げを両脚30回3セット、週3回行う。また、お腹の脂肪をとるために腹筋を回数多めに、週3日でもいいので1年中継続する。腹部に6つの山をつくることが目標。


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ランナーズ5月号ではその他にも「本誌50年のサブスリートピックス」「世界のサブスリー&サブフォー達成法」を収録。ぜひご覧ください。



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