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マネックス社長CEO清明祐子さんは「朝ラン派」 「朝に1回走って頭を空っぽにすることは瞑想のような効用がある」
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マネックスグループ株式会社 代表執行役社長CEO 清明祐子さん(写真/小野口健太) |
企業のトップを牽引するビジネスパーソンに朝走ることを習慣とする人は多く、月刊ランナーズの連載「トップランナーのビジネス×ランニング」に過去登場した32人のうち、19人が「朝走っている」と語っていました。当連載2024年9月号に登場したマネックスグループ株式会社 代表執行役社長CEOの清明祐子さんも「朝ラン派」。朝ラン習慣による仕事への好影響を語っていただきました。
「何も考えない状況」を
作るのが社会人は難しい
私は朝走ります。なぜなら夜は毎日、会食があるから(笑)。いつも英語を聞きながら走るのですが、実は全く頭に入らず、何も考えていないということもあります。ただ、それでいいと思っています。そんな時は、視界だけで何かを感じ取っているようで、頭がスッキリします。
アップル創業者のスティーブ・ジョブズ氏は毎朝瞑想をしていたといいますが、多忙なビジネスパーソンにとって、1日の中で「何も考えない状況」を作ることはすごく難しい。だからこそ、朝に1回走って頭を空っぽにすることは、瞑想のような効用があると思っています。
一方で、ゆっくりと走りながらプロジェクトや課題、ミーティングで何を話すかなどについて考えることもあります。誰かに話しかけられることもないので、雑念が入らず、自分の中で反芻しながら整理ができます。これはこれで、朝を過ごす上で非常に有効です。
何も考えずにリフレッシュするか、ゆっくり考えながら走るか。いずれも、一日をスタートする上で、頭を整理できます。朝忙しい中で時間を作って走ると、「今日は朝からちゃんと頑張った」という感覚になり、いい一日を過ごせそうだという気分にもなります。この気分の差は、その後の一日のパフォーマンスにも大きく影響することを感じています。
出張の必携品は
シューズとウエア、洗濯板
ビジネスとランの相乗効果という点では、各地のレースに出ることが役立っています。47都道府県の大会参加を目標にしているのですが(現在27)、走ることを通じて各地の風土、特徴を知ることができますし、個人であれ会社であれ、お互いの関係を円滑にするツールとして、すごく有意義だと思っています。
当社には全国投資セミナーがあったり、地方の銀行との連携があったりしますが、皆さん私が走っていることを知っているので、「あの大会どうでした?」「今朝は走ったの?」などの会話がアイスブレイクになって、自然と心の距離も縮まります。
国内でも国外でも、出張の際は本来持っていきたい服を諦めてでも、シューズとウエアを必ず持参します。それに洗濯板と洗剤。少しでも荷物を減らすためにせっせと手洗いするんです。洗濯板があると泡立ちが全然違うんですよ。
以前、ロンドン出張で海外の投資家とお会いした際に「テムズ川は走った?」と聞かれたこともあります。海外の実業家にもランナーは多く、最近走ったレースが話題になるなど、海の向こうでも人間関係を築くための入り口になってくれています。
一緒に走るという
“チームビルディング”
実は、私にとってランニングは趣味、嗜好ではありません。お酒は大好きなんですけど(笑)、ランニングは好きなものではなく、やると決めていること。どちらかといえば仕事に近いかもしれません。「この日は走る」と決めることが、私には継続するコツです。決めたらやるという強い心を持つことは、仕事でも諦めないマインドに結びついていると思います。
弊社には青森の八戸オフィスがあるのですが、昨年5月には当地でのレースにオフィスのメンバー8人で出場しました。それが今年は10人以上になりそうです。飲み会だと仕事の延長になりがちですが、走るという共通体験を通じた人の輪の広がりは、上下関係のない「同じ釜の飯」状態。オフィスの外で、チームビルディングができるのって素敵じゃないですか。ランニングが人間関係の潤滑油になって、いつかどこかでビジネスにつながると信じています。
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昨年5月の八戸うみねこマラソンでは、お揃いのマネックスTシャツで参加し、八戸漁港ストアでメンバーと打ち上げ。 |
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発売中の月刊ランナーズ5月号では「一流ビジネスパーソンはなぜ 朝走るのか?」を特集。清明さんのほか、セルソース株式会社をともに創業した山川雅之さんと裙本理人さん、一般社団法人日本貴金属マーケット協会代表理事・貴金属スペシャリストの池水雄一さんが語る「朝ランが仕事にもたらす好影響や習慣化のコツ」を掲載しています。
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