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【連載:バックヤードウルトラ④】「年1回しか大会を走れない? だったら私が開催します」日本での広がりと神奈川大会発足の裏側

2026年3月13日

2025年7月群馬の草バックヤード「アベックバックヤード」を楽しむランナーたち(写真/宮坂雅春Masaharu Miyasaka)

2025年7月群馬の草バックヤード「アベックバックヤード」を楽しむランナーたち(写真/宮坂雅春Masaharu Miyasaka)


「1時間で6.7km走る」ことを身体の限界まで繰り返す、バックヤードウルトラという競技をご存知でしょうか。近年国内外ウルトラランナーの間で人気が高まりつつあります。この競技に魅せられて脱サラ、大会に参加するだけでなく自身でも大会を企画、さらには普及活動も行っている水野倫太郎さんがその魅力について綴る連載です。


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「自己最長距離への挑戦」「1時間に6.7kmのハードルの低さ」「選手同士のつながりと共走のリアル」これまでの連載では、いくつかの切り口でバックヤードウルトラについてお伝えしてきました。そろそろ、「バックヤードウルトラ、少しずつ興味が出てきたぞ。それで、どこでやっているの?」という疑問が湧いてきた頃でしょうか。はい、きっとそうでしょう(笑)。
私が出場してきたレースの話や、実は私自身もレースディレクターとして大会を手がけているということにも触れてきましたが、日本国内での大会の開催状況やどうやったら出られるのか? について話をしていきます。

日本で、バックヤードウルトラの大会がはじめて開催されたのは2020年。東京、高尾山口駅から約4kmの森の中。プロトレイルランナー井原知一氏により、「ラストサムライスタンディング」が開かれました。現在、高尾の大会は、日本でのいわば聖地として定着。ラストサムライシリーズは、東京のみならず福島、群馬、京都、島根、北海道、新潟、神奈川、茨城と、年々、開催場所を増やしています。また、九州は熊本にも「ラストドラゴンウルトラ(通称ラスドラ)」という大会が根付いています。

開催時期は、2024年までは、11月頃に全国一斉開催という形がとられており、場所は違えど、YouTube LIVEやInstagramを通して、一体感や熱量を共有し合うのが定番化していました。一方で、バックヤードウルトラの草の根的な人気の高まりとともに、「年に1回」以上に、出場機会を求める声もありました。
何を隠そう、この私も声を上げた一人。井原氏に開催時期の拡大を要望する中で、トントン拍子に話が進み、なんと私自身が神奈川大会の責任者として大会を立ち上げることに。「ぜひ、私が活動拠点を置く秦野市で大会を開催したい」という想いを、井原氏が快く応援してくださり、2025年、2026年と、2月開催が実現したのです。

さらには、ラストサムライやラスドラといった公式大会以外にも、各地で、仲間内の「草バックヤード」的イベントも増えつつあります。お住いのお近くで「バックヤード」という響きが聞こえてきたら、物は試し、ぜひ飛び込んでみることをオススメします。

最後に、よく聞かれる質問にお答えします。「バックヤードウルトラって参加資格とかってあるの?」と。仲間内の草バックヤードからラストサムライ、ラスドラに至るまで、ほぼすべての大会で特別な参加資格はありません。(※ごく一部、参加者が限定される選抜大会もありますが、その話はまたの機会に。)

1時間に6.7kmを走り切れる、もしくは、走り切りたい。そんな方は、もうすでにバックヤードのスタートラインに立っているようなものです。

バックヤードウルトラに触れた多くの方々が口にする「楽しい!」「あたたかい」。その言葉の理由を、ぜひ味わってみてください。Let’s 共走!


2026年2月バックヤードウルトラ神奈川大会にて開会あいさつをする井原知一氏(写真/石山匠Takumi Ishiyama)

2026年2月バックヤードウルトラ神奈川大会にて開会あいさつをする井原知一氏(写真/石山匠Takumi Ishiyama)


<プロフィール>
みずの・みちたろう
プロウルトラランナー。1995年生まれ。神奈川県秦野市在住。バックヤードウルトラを主戦場に、2024年、2025年、日本代表として世界選手権に出場。自己ベストは 94LAP/約630km。
活動の軸は、走ること・伝えること・つくること。『走るはつなぐ』『共走』をテーマに、「丹沢ループス」「バックヤードウルトラ神奈川大会」等のイベント企画やバックヤードウルトラのドキュメンタリー上映会・ポッドキャスト配信にも精力的に取り組む。2026年は海外バックヤードを転戦予定。



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