ニュース・記事
ランナーズonline
女性レースディレクターが語り合った「新興国のマラソン」 アジアロードレースフォーラム2025
|
中央がスコア・マラソン(マレーシア)のパトリシア・タンさん、右端がビエンチャン・マラソン(ラオス)のトゥーニ・セネヤコーンさん |
タイで5月23日に「アジアロードレースフォーラム2025」が開催され、タイ、マレーシア、香港、インド、日本、ラオス、ネパール、台湾など16カ国から120人が一堂に会しました。
このフォーラムはアジア各国の大会主催者やランニング業界関係者が集まり、各国のランニング界の現状や大会の事例共有、最新のテクノロジー紹介、交流を通じて、アジア全体のランニング文化を発展させるための関係構築を目的として行われているものです。
「新興国におけるマラソン」をテーマとしたパネルディスカッションでは、マレーシアとラオスの女性主催者が登壇。7月にマレーシアのプトラジャヤで開催されるスコア・マラソンのCEOパトリシア・タンさんは、
「マレーシアでランニングが盛り上がってきたのはここ10年ほどのことです。今はハーフやフルを走る人も増え、フルは10~12大会が開催されています。私たちが開催するスコア・マラソンは2014年に始まり、19年に1万5000人を超えました。コロナ禍は減りましたが、昨年は2万4000人に増加。女性ランナーが増えており、40%を占めます。若年世代も増えており、25年は20代が25%となりました。ランナーの増加はコロナ後に増えたランニングコミュニティのサポートによるところが大きいと考えています」
ラオスで唯一のフルマラソンであるビエンチャン・マラソンやビエンチャン・ハーフ等を運営するEFG Laos 共同設立者のトゥーニ・セネヤコーンさんは、
「当社はラオス初の女性経営企業です。ロードレース運営に特化した会社で、オーガナイザーとしてランニングを愛しています。ビエンチャン・ハーフは2016年にスタートし、コロナ禍を経て、現在は4500人まで増えました。アジア新興国のランニングの現在は記録や勝負よりも、ファッション、カルチャー。私たちの市場はまだこれから成長していく段階です。ラオスの大会は80%が国内ランナー。日本を含め、もっと国外参加者を増やしていきたいと考えています」と語りました。
********
7月22日発売のランナーズ9月号では、独特の文化があるアジアの大会を紹介する特集「アジアを走ろう!」を掲載する予定です。
|
|
※こちらから記事検索ができます。

ランナーズ12月号 10月22日発売!
さぁ、フルマラソン挑戦!
「30kmの壁」を突破する思考法
フルマラソン30km以降の失速を防ぐことは多くのランナーにとって永遠の課題。では、フルマラソンで失速しないランナーは何を考えてどんな行動をとっているのか。その理由を解明すべく、ランナーズ編集部はメールやSNSで「マラソンで失速しないランナー」にアンケートを実施しました。
失速しないランナーの分析に加え、スポーツ心理学研究者による失速対策法や運動生理学者による「失速しやすい条件」を解説。フルマラソンで快走したいランナーは必見です!
短期連載 100日間でサブフォー達成最終回
最終回の今号は「本番レース快走のために残り10日前から我慢すること×9」を解説します。
「直前まで練習を頑張りすぎる」「ドカ食いのカーボローディング」「宿泊先での長湯やサウナ」など、あてはまることはありませんか? サブフォー目標以外のランナーも参考になる内容です。
東京2025世界陸上競技選手権大会
ここが凄いぞ小林香菜選手!
東京2025世界陸上競技選手権大会が9月13日から21日に開催されました。
マラソンで女子の小林香菜選手(大塚製薬)が7位に入賞。小林選手は早稲田大学時代、「早稲田ホノルルマラソン完走会」というサークルに所属していました。サークル出身の元市民ランナーが世界陸上入賞にたどり着いた強さの裏側に迫ります。
本誌購入は年会費7,800円「ランナーズ+メンバーズ」がお勧め!
「ランナーズ+メンバーズ」は毎月最新号が自宅に届く(定期購読)だけでなく、「デジタルで最新号&2011年1月号以降が読み放題」「TATTAサタデーランが年間走り放題」「会員限定動画&コラム閲覧可」のサブスクリプションサービス! 年会費7,800円の超お得なプランです。



