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97回4時間切りの73歳サブフォー女性は「1日3万2000歩以上歩く」
73歳の今もスピード感のあるランニングフォーム |
現在発売中のランナーズ7月号では、同号の別冊付録「全日本マラソンランキング」1歳刻みランキングで1位に輝いたランナーのうち47人の「速くなる習慣」を特集しています。ここではその中から、今年の姫路城マラソンを3時間54分54秒で走り、24年度の女性最年長サブフォーランナー(73歳)となった松村政子さんを紹介します。
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73歳で迎えた今年の姫路城マラソンを3時間54分54秒で走り、24年度の女性最年長サブフォーランナーとなったのが松村政子さん。走力維持のために心がけている習慣は「日常生活でも動き続ける」「若者と接して若い心を持ち続ける」という2つだという。
30歳からマラソンを走っている松村さんは38歳の大阪国際女子マラソンで2時間44分11秒の自己ベストを出し、50歳までサブスリーを継続。67歳でも3時間19分で走っていたが、2019年に右ひざの骨が壊死して手術、その後左ひざも同様の症状で手術を経験し、24年の姫路城マラソンを走るまで6年間フルマラソンから遠ざかっていた。
この影響もあり、現在は夕方1時間程度のジョギングと週1回の練習会でスピード走(1km×5本など)をしているものの、「疲労がたまっていると感じたら休みます。4日に1回ぐらいは走らない」と無理をしないことを心がけている。走行距離は月300kmほどだが、毎日1~2回行う約2km先のスーパーでの買い物、同じく約2km離れた子どもの家への訪問などの用事は全て歩いていく。自宅マンション周りの草刈りも自主的に行っており、1日の平均歩数は3万2000歩を越えている(ランニング含む)。
「とにかくじっとしているより動く方が好きなんです。練習ではジョギングの中で1kmペースアップするなどスピード面を重視しているので、スタミナ面は普段動き続けていることで鍛えられているのかもしれません」
週1回の練習会では40代のランナーと競り合うこともあるが、「一緒に走っている時は年齢のことは考えない。負けたくないという思いを大事にしている」
週2回小学生の陸上教室の手伝いもしており、「若い子たちと接することで自分もエネルギーをもらえている」という。
これまでフルマラソンの完走は97回ですべてサブフォー。
「100回まではサブフォーを続けたいです。その後の目標は、達成した時、どういった気持ちになっているかで考えたいです」
2024年4月~2025年3月にフルマラソンを完走した方は、年齢別の順位を検索できます。記録証もダウンロードできます。
※こちらから記事検索ができます。

ランナーズ7月号 5月22日発売!
やっぱりすごい!!
1歳刻みランキング1位ランナーの「速くなる習慣」
2024年度全日本マラソンランキングの1歳刻みランキングで1位に輝いた47人に「速くなる習慣」を聞きました。超人たちが続ける取り組みには、学ぶべきことが多数。そのまま真似するのは難しくとも、自身のトレーニングに取り入れられる要素があるかもしれません。
大会選びの参考に! DATAで見る日本のフルマラソン
2024年度全日本マラソンランキングの対象92大会を制限時間ごとに大別し、「平均タイムが速い/ゆっくり」「サブスリー/サブフォー率が高い」「ベストタイム採用人数が多い」などの特徴から紹介します。大会選びのヒントになる特集です。
【別冊付録】
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