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ランナーズonline

加齢に打ち克つ! 世界記録保持者たちのマラソントレーニング

2025年3月28日

3月2日の東京マラソンには世界から多くのランナーが参加しました(参加者3万7480人のうち46%が外国人)。3月22日発売のランナーズ6月号では、国内外のレジェンドランナーたちが実践する『加齢に打ち克つトレーニング』を掲載しています。ここではマスターズ世界記録保持者の2人が取り組むメニューを紹介します。



ジェニー・ヒッチングス
(61歳・アメリカ/55~59歳、60~64歳マスターズ世界記録保持者)

女子55~59歳と60~64歳のマスターズ世界記録保持者であるジェニー・ヒッチングスさん(写真/小野口健太)

女子55~59歳と60~64歳のマスターズ世界記録保持者であるジェニー・ヒッチングスさん(写真/小野口健太)


【週1回15~16マイルプログレッションラン】

【方法】
計15~16マイル(約24~25.6km)の中でキロ4分5秒(マラソンペースよりやや遅い)で2~3マイル、キロ4分(マラソンペース)で2マイル、キロ3分50秒(ハーフマラソンペース)で1マイルとペースアップしていく。

【編集部の見解】
距離とペースを決めて段階的にスピードを上げることで、無理なく筋力と心肺機能に負荷をかけられる。一番速くてもハーフマラソンペースのため、加齢による故障リスクを抑えつつ、継続的にトレーニングが積める。

【プロフィール】
2つのマラソン年代別世界記録を持つ(55~59歳/2時間45分27秒、60~64歳/2時間49分43秒)。東京マラソンは3時間2分3秒で完走した。米カリフォルニア州在住。



ジーニー・ライス
(76歳・アメリカ/75~79歳マスターズ世界記録保持者=3時間33分27秒)

女子75~79歳で5種目の世界記録を持つジーニー・ライスさん

女子75~79歳で5種目の世界記録を持つジーニー・ライスさん


【週1回のスピード走×6サイクル】

【方法】
トラックからフルまでいろいろな距離のレースに対応できるように、スピード走を週1回ずつ次のように順に行い、6週目まで行ったらまた1週目に戻る。

1週目/100m×16本
2週目/200m×8本
3週目/400m×4本
4週目/800m×2本
5週目/1マイル×2本
6週目/2マイル×1本

【編集部の見解】
短い距離のスピード走で、加齢によって衰えやすい速筋を活性化し、スプリント能力を維持。距離を変化させることでマンネリ化を防ぎ、一度に走る距離を延ばしていくことで心肺機能にも刺激を加えている。

【プロフィール】
35歳で走り始める。2024年ロンドンマラソンで3時間33分27秒をマークし自身の75~79歳マスターズ世界記録を更新した(※world-masters-athleticsのHPに記載されている75~79歳世界記録は23年シカゴマラソンの3時間48分2秒となっているが、今後更新される見込み)。同カテゴリーで1500m(6分14秒88)、3000m(13分31秒30)、5000m(22分41秒46)、1万m(46分53秒07)の世界記録も持つ。


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ランナーズ6月号では70歳代2人目のサブスリーランナーであるジーン・ダイクスさんとライスさんの76歳対談や、5000m&1万m世界記録保持者であるジョシュア・チェプテゲイ選手のインタビューなども掲載。「走る力は生きる力」をテーマに、ランニングに対する思いを語っています。



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ランナーズ7月号 5月21日発売!


ロンドンで人類初の2時間切りが誕生!
「驚異的ペースアップの裏側」

4月26日に開催されたロンドンマラソンで、ケニアのセバスチャン・サウェ選手が1時間59分30秒をマークし人類初のフルマラソン2時間切りを達成しました。この記録が実現した背景について、筑波大学の鍋倉賢治先生が科学的見地から分析。今後の記録更新に向けての注目点についても言及しています。また瀬古利彦さん、藤原新さん、吉田響選手ら識者もコメントを寄せました。

第22回全日本マラソンランキング

2025年4月から2026年3月の1年間、日本国内で開催されたフルマラソンの各種データをまとめた「全日本マラソンランキング」。対象大会数は108大会で過去最多でした(前年度92大会)。メインのコンテンツの「フルマラソン1歳刻みランキング」は各年齢上位100位を掲載。本誌に掲載の、ランキングで誕生した記録やストーリーをピックアップする「偉大な記録からほんわかストーリーまで 全日本マラソンランキングトピックス×18」特集も合わせてお読みください。

週一スピード走は月間走行距離100km増と同効果!
& プレイバックRUNNERS Since1976「継続できるスピード走」

今年、ボストンマラソンの参加者(2022年)を対象にしたトレーニング調査の結果が報告されました。それは「レース記録は、走行距離に加え “スピード練習の回数” と強く関連している」というもの。この研究を踏まえて、兵庫県立大学の森寿仁先生が春先からスピード走を実践することの有効性を解説します。



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