ランナーズonline

【マイトレーニング】36歳でフルマラソン2時間24分のパパランナー「平均キロ4分の通勤ランでフル自己ベストを4分以上短縮」

2024年12月16日
写真のピンク色ウエアを着用しているのが葛窪さん

ランナーズで連載中の、フルマラソン2時間30分切り市民ランナーのトレーニングを紹介する「マイトレーニング」。

今年3月の東京マラソンで自己ベストを4分以上更新し、2時間24分45秒をマークした葛窪千晴さん(東京都・36歳)の記事を一部編集して紹介します。3児の父として忙しい日々を送りながらも記録を伸ばす秘訣は、平均キロ4分で行う通勤ランにありました。


********


葛窪千晴さん(36歳)は、中学・高校時代に陸上競技部で活動し、高校では5000mで15分50秒を記録。しかし、順天堂大学に箱根駅伝を目指し進学するものの故障に悩まされ、トライアスロン部に転向。卒業後は教員として就職し、一度はランニングから離れますが、再び走り始めたのは2年後のこと。練習を工夫しながらタイムを伸ばすことの楽しさを知り、さらに上のレベルを目指すようになりました。

葛窪さんは朝夕の通勤ランをトレーニングの核としています。平日は自宅から学校までを往復し、1回10~15km、1日20~28kmを走っています(自宅から勤務先までは4kmだが、途中で周回コースや公園を走って距離を増やしている)。ペースは平均キロ4分で、スタートはキロ5分、最後はキロ3分45秒までペースアップ。通勤ランのリュックにはスマートフォンと着替えのジャージを入れるだけで、荷物の重さは約2kg程度。月間走行距離は平均600kmを超えるとのことです。

水曜の帰宅ランでは、1kmの変化走を取り入れ、キロ3分10秒と3分40秒を交互に2~3セット走るメニューをこなします。時間がない日は、通勤ランの最後1kmをキロ3分切りまでペースアップして負荷を高めるとのこと(いずれもリュックはおろして走る)。

「本当はもう少しゆっくり走りたいんです」と葛窪さんは苦笑しながらも、「短時間でいかに練習効率を上げるかを考えた末、高速の通勤ランに行き着きました」と語ります。家庭や仕事との両立を考えた結果生み出した今のスタイルが、記録更新のカギとなりました。

********


葛窪さんのより詳しい練習メニューは、現在発売中のランナーズ1月号で紹介しています。




※こちらから記事検索ができます。

ランナーズ11月号 9月22日発売!


100km→200kmでフルが30分速くなる
月間200kmの底力

ランニングアプリ「TATTA」ユーザー4748人のデータを分析して判明したのは、月間100kmから200kmに増やすとフルマラソンのタイムが30分速くなる! そして月間200km走破者の89.7%がサブフォー、66.4%がサブ3.5をしていました。
実践者の到達法を参考に、あなたも月間200km走破を目指してみませんか?

短期連載 100日間でサブフォー達成!
61~90日目の目標は「ハーフマラソンを徹底攻略」

今秋のフルマラソンに向け「100日間でサブフォー達成」を目指す企画。今号は「61~90日目の頑張りトレーニング」を解説します。
走るショップ店員がお勧めする「サブフォー達成シューズ」も必見です。

現代日本では必須!
「暑い秋」のレース対策

今や10月、11月でも晴れた日は20℃以上になることも珍しくなく、秋のレースでも暑さ対策は必須。本特集では、北海道大学陸上競技部の瀧澤一騎監督、マラソン完走クラブの中田崇志コーチらが指導や自身の経験をもとに「暑いレースでも当日快走するためのテクニック」を伝授します。



本誌購入は年会費7,800円「ランナーズ+メンバーズ」がお勧め!

「ランナーズ+メンバーズ」は毎月最新号が自宅に届く(定期購読)だけでなく、「デジタルで最新号&2011年1月号以降が読み放題」「TATTAサタデーランが年間走り放題」「会員限定動画&コラム閲覧可」のサブスクリプションサービス! 年会費7,800円の超お得なプランです。



※こちらから記事検索ができます。

「ランナーズonline」 一覧に戻る