ランナーズonline

夏のレースやトレーニングのために! 暑熱順化をはじめよう

2024年5月09日

同じペースで走っていても、冬と夏とでは環境負荷がまったく異なります。
「暑熱順化」とは、寒い冬の期間は発汗が少ない身体だったのが、暑さにさらされることで、汗をかける身体に変化し、体温調節できるようになることです。

「自分は汗かきだから」と思っている人でも、冬は思っている以上に発汗量が少ないので、順化によって発汗量を増やしていく必要があります。
また女性の場合は、筋肉量が少なくホルモンなどの影響もあり、発汗量は男性の半分くらいといわれており、汗をかきにくい人が多いようです。

「暑熱順化トレーニング」で、暑さに対するセンサーの感度を高めておくことで、発汗ポイントを早め、暑さの中でも効果的に体温調節できるようになります。夏のレースに出場する人はもちろん、夏場にコンスタントにトレーニングしたい人にもお勧めです。


暑熱順化トレーニングの方法

ポイントは、やや厚めにウエアを着込み、ある程度の時間の運動で汗を「かき続ける」こと。
これを週3回、2週間程度行うことで順化は完成します。

ただし、効果が消えるのも早く、2週間程度なにもせずにいると元に戻ります。
特に暑さが本格化する前の5月、6月に冷房を多用すると、順化が遅れたり戻ったりしてしまうので、注意してください。

●ウエアは厚く着込む
「暑くなってきたな」「半袖で走りたいな」と思い始めたら、あえてウエアを厚く着込み(1ヵ月前に着ていたウエアが目安)とにかくたくさん汗をかくようにします。

●最初は少し運動量を落とす
暑熱順化トレーニングを開始した2~3日は、いつもより少し運動量を落として体調を見ながらやってみましょう

●徐々に強度を上げる
以降はペースをやや上げたり、上り坂を増やしたり、またトレーニングの距離や時間を延ばすなどして強度を少しずつ上げていきます。

●水分と塩分を摂る
運動中に、水分と塩分をしっかりと摂るようにします。0.1~0.2%の塩分と、糖分を含むスポーツドリンクなどがお勧めです。

●冷房に当たりすぎない
暑熱順化を進めている時期は、冷房に当たり過ぎないこと。順化を遅らせたり、戻ったりしてしまいます。


※月刊ランナーズより抜粋、再編集




※こちらから記事検索ができます。

ランナーズ2月号 発売中!


ニューヨーク・シティ完走の92歳も実践
走力向上にAIを活用!

対話型AIサービスが広く浸透し、ランニングに活用するランナーが増えています。2025年3月号に登場、11月のニューヨーク・シティマラソンを完走した92歳の北畑耕一さんもそのひとり。本特集では北畑さんのほか「サブスリーを目指す戦略コンサルタント」「サブフォーAI起業家」3人の体験談と活用例を紹介します。

3~4月のフルマラソンにまだ間に合う!
「100日間でサブフォー達成」

短期連載「100日間でサブフォー達成」でプログラムを実践して達成したランナーの感想とともに、3~4月の春マラソンに向けても有効な練習計画を紹介します。この秋サブフォーに挑戦したランナーのアンケート結果をもとにした「サブフォーできたランナー・できなかったランナーの違い×6」も必読です。

楽しく継続「筋トレ大全」

創刊50周年となる2026年号は過去50年の歩みを、様々な切り口から振り返る本特集。今回は「ランナーの筋トレ50年」。継続しやすい内容を厳選して紹介します。



本誌購入は年会費7,800円「ランナーズ+メンバーズ」がお勧め!

「ランナーズ+メンバーズ」は毎月最新号が自宅に届く(定期購読)だけでなく、「デジタルで最新号&2011年1月号以降が読み放題」「TATTAサタデーランが年間走り放題」「会員限定動画&コラム閲覧可」のサブスクリプションサービス! 年会費7,800円の超お得なプランです。



※こちらから記事検索ができます。

「ランナーズonline」 一覧に戻る