ランナーズonline

RUNNERS ONLINE

復活・マイトレーニング 元テニス部2時間15分台ランナーの実践する40km変化走

2024年3月14日
東京マラソンで2時間15分40秒の自己ベストをマーク(右が澁川さん)
東京マラソンで2時間15分40秒の自己ベストをマーク(右が澁川さん)

現在発売中の月刊ランナーズ4月号から、数年前まで掲載していた連載「マイトレーニング」が復活しています。
マイトレーニングは高速市民ランナーの日常やトレーニングを紹介するもの。4月号には、昨年9~11月に榛名湖マラソン、ぐんまマラソン、富士山マラソンを3連続大会新記録で優勝した澁川裕二さん(31歳)が登場しています。

澁川さんは高校ではテニス部、大学ではテニスサークルに所属し、大学3年時代に初マラソンに挑戦(新潟シティマラソン・3時間26分)。就職後にダイエットのため、本格的に走り出したといいます。そこからは次々に記録を更新。2018年の古河はなももマラソンで初めて2時間30分を切る2時間28分39秒を出すとその後も記録を伸ばし、今年の東京マラソンでは2時間15分40秒まで自己ベストを短縮しました(取材は東京マラソン前)。

そんな澁川さんがポイントにしているトレーニングは、フルマラソン3週間前の40km変化走。導入のきっかけは吉田祐也選手(GMOインターネットグループ)が20年末につづったnoteの記事。そこには「疾走区間でのスピード強化と解糖系エネルギー代謝能力アップ」「減速区間での乳酸の酸化能力アップ」といった変化走の効力が記されていました。
大会前に実施するため、自分用にアレンジした40km変化走は以下の内容。
「マラソンペースのキロ3分15秒で2km」+「キロ3分45秒~50秒で3km」を7セットこなし、最後に「フリー(ほぼ全力)で5km」。

この成果が21年3月、びわ湖の2時間16分50秒となって早くも表れ、さらに23年東京の2時間16分10秒につながりました。
「それまでやっていた一定ペースのロング走より、この方が飽きないし集中できるんです。緩走の間に呼吸を整え、いかに身体を休ませるかを考えます。決して楽ではないのですが、楽な気持ちで取組めるので、レベルに関わらずお勧めできます」

4月号では澁川さんの普段のトレーニングや、現在さらにアレンジしている変化走の内容などを掲載しています。




ランナーズ1月号 11月22日発売!


新提案! 年代とタイムで算出
あなたの「マラソン偏差値」はいくつ?

フルマラソンのタイムから年代・性別ごとに「マラソン偏差値」を算出! 男女別に各年代の偏差値70、65、60、55、50、45のタイムを一覧にして掲載しています。
「最近加齢で記録が低下してきた」という方のモチベーションアップに、年齢や性別が異なるランニング仲間との記録の比較として、ご活用ください。

「マラソン大会の応援」は人を元気にする!

ランナーズ編集部が実施したアンケートでは、大会でランナーを応援した1148人のうち88.1%の人が「元気度がとても上がった」もしくは「少し上がった」と答えました。
さらに「日常生活でよりアクティブになった」「精神的に前向きになった」と行動の変化を表す回答も。読めばマラソンの応援に行きたくなる本特集、ぜひご覧ください。

フルマラソンレース中の
「三大困った」(腹痛・脚つり・トイレ)を解決!

どんなに練習を積んでも、万全の準備をしても、なぜかトラブルが起こってしまうのがフルマラソンです。この特集では、多くのランナーが経験する「腹痛」「脚つり」「トイレ問題」に対し、コーチや専門家が事前の対策や当日の対処法を指南します。「トラブルなく快走したい」というランナー必見です!



本誌購入は年会費7800円「ランナーズ+メンバーズ」がお勧め!

「ランナーズ+メンバーズ」は毎月最新号が自宅に届く(定期購読)だけでなく、「デジタルで最新号&過去12年分の記事が読み放題」「TATTAサタデーランが年間走り放題」「会員限定動画&コラム閲覧可」のサブスクリプションサービス! 年会費7800円の超お得なプランです。



「ランナーズonline」 一覧に戻る