![]() 東京マラソンで2時間15分40秒の自己ベストをマーク(右が澁川さん)
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現在発売中の月刊ランナーズ4月号から、数年前まで掲載していた連載「マイトレーニング」が復活しています。
マイトレーニングは高速市民ランナーの日常やトレーニングを紹介するもの。4月号には、昨年9~11月に榛名湖マラソン、ぐんまマラソン、富士山マラソンを3連続大会新記録で優勝した澁川裕二さん(31歳)が登場しています。
澁川さんは高校ではテニス部、大学ではテニスサークルに所属し、大学3年時代に初マラソンに挑戦(新潟シティマラソン・3時間26分)。就職後にダイエットのため、本格的に走り出したといいます。そこからは次々に記録を更新。2018年の古河はなももマラソンで初めて2時間30分を切る2時間28分39秒を出すとその後も記録を伸ばし、今年の東京マラソンでは2時間15分40秒まで自己ベストを短縮しました(取材は東京マラソン前)。
そんな澁川さんがポイントにしているトレーニングは、フルマラソン3週間前の40km変化走。導入のきっかけは吉田祐也選手(GMOインターネットグループ)が20年末につづったnoteの記事。そこには「疾走区間でのスピード強化と解糖系エネルギー代謝能力アップ」「減速区間での乳酸の酸化能力アップ」といった変化走の効力が記されていました。
大会前に実施するため、自分用にアレンジした40km変化走は以下の内容。
「マラソンペースのキロ3分15秒で2km」+「キロ3分45秒~50秒で3km」を7セットこなし、最後に「フリー(ほぼ全力)で5km」。
この成果が21年3月、びわ湖の2時間16分50秒となって早くも表れ、さらに23年東京の2時間16分10秒につながりました。
「それまでやっていた一定ペースのロング走より、この方が飽きないし集中できるんです。緩走の間に呼吸を整え、いかに身体を休ませるかを考えます。決して楽ではないのですが、楽な気持ちで取組めるので、レベルに関わらずお勧めできます」
4月号では澁川さんの普段のトレーニングや、現在さらにアレンジしている変化走の内容などを掲載しています。
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練習変えずにフルが5分速くなる(?)
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1月の大阪国際女子マラソンで日本人トップの2位に入り、世界陸上の日本代表に選出された小林香菜選手は1分間のピッチ数が220以上。取材を行うと、「ピッチを上げる」ことは市民ランナーがタイムを上げるのに適した方法でした。特に中高年ランナーの皆さんはピッチ増によるタイム短縮の可能性大! 速くなりたいランナー必読です。
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