![]() 日本人女子史上2人目の還暦サブスリー達成者、吉光和恵さんは61歳で迎えた今年のおかやまマラソンでも3時間0分24秒とサブスリーにあと一歩。男子なら2時間40分を切っている計算になる(?)
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9月24日行われたベルリンマラソンで、エチオピアのティギスト・アセファ選手(29歳)が、2時間11分53秒で女子の世界新記録を樹立。その2週間後、10月8日行われたシカゴマラソンでは、ケニアのケルヴィン・キプタム選手(23歳)が2時間0分35秒で男子の世界新記録を樹立しました。男女の世界記録のタイム差は11分18秒です。
では、市民ランナーにおける男女のタイム差はどの程度になるのでしょうか。女子のサブスリー、3時間30分切り、サブフォーが男子だとどの程度のタイムに値するのかを計算してみました。計算方法は以下の通り。まずは女子の各タイムが全体の何位にあたるのかを調べます。次にそれが上位何%なのかを算出。最後にその%を男子の順位に当てはめ、タイムを確認します。
女子335位 2時間59分58秒
上位0.65%
↓
男子1376位 2時間37分36秒
タイム差 22分22秒
女子2091位 3時間29分59秒
上位4.08%
↓
男子8593位 2時間58分47秒
タイム差 28分48秒
女子7120位 3時間59分59秒
上位13.88%
↓
男子29260位 3時間29分5秒
タイム差 30分54秒
こうしてみると、女子の3時間30分切りは男子のサブスリー、女子のサブフォーは男子の3時間30分切りとほぼ同じレベルだといえるでしょう。ちなみに『月刊ランナーズ』7月号付録に掲載された上位50%の記録は、女子5時間3分48秒、男子4時間35分26秒でタイム差は28分22秒です。
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1月の大阪国際女子マラソンで日本人トップの2位に入り、世界陸上の日本代表に選出された小林香菜選手は1分間のピッチ数が220以上。取材を行うと、「ピッチを上げる」ことは市民ランナーがタイムを上げるのに適した方法でした。特に中高年ランナーの皆さんはピッチ増によるタイム短縮の可能性大! 速くなりたいランナー必読です。
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