![]() 10月15日(土)に開催された第99回東京箱根間往復大学駅伝競走予選会
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お正月の風物詩とも言える「箱根駅伝」。
12月10日には各校16人のエントリーメンバーが発表され、いよいよ1月2日、3日に行われる本戦が近づいてきました。
注目すべきは10月の予選会で6位に入り、“最長ブランク”となる55年ぶりに出場権を獲得した立教大学です。
2009年ベルリン世界陸上5000m代表の上野裕一郎監督を2018年12月に招聘(しょうへい)し、本格強化4年弱での返り咲きを果たしました。
現在発売中のランナーズ1月号では、現役ランナーとしても活躍する上野監督と林英明コーチに“走る指導者”たちがチームをどのように箱根路へ導いたのか語っていただきました。
今回はその一部を紹介します。
日本代表経験を持つ上野監督が立教大学の監督に就任したのは2018年。
「今後のキャリアを考える時期でしたし、中央大学3年の時に3区で区間賞を獲得したものの、1年時にブレーキ、4年時に体調不良になるなど、箱根駅伝には悔いが残っていたので関わりたいと思ったんです」
就任後、現在まで一貫して続けているのが、30km走などのキツい練習やレースで選手と一緒に走ること。
先頭に立ち、選手の目標ペースで引っ張ることも日常茶飯事。今年の夏は、ほとんど全てのメニューを大学生と一緒に消化しました。
「車でついていくよりも、一緒に走った方が選手の息遣いが分かります。細かなフォームの変化も察知でき、故障や不調に気づけるんです。選手たちも『監督も同じ苦しさを味わっている』と共感を持ってくれるので、身体が動く限りは続けるつもりです。」
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• インターハイ日本人トップ
• 1万m高校日本人歴代1位※
• 高校駅伝1区日本人歴代1位※
• 箱根駅伝3区区間賞
• 全日本大学駅伝通算29人抜き
• 2009年日本選手権2冠(1500m、5000m)
• 2009年世界陸上代表
• 35歳で5000m13分36秒92
• 立教大の監督をしながら日本選手権出場(5000m)
• 箱根駅伝予選会の試走と位置づけた立川ハーフマラソンで優勝
• 予選会3週間前のMETA:Time:Trials JAPAN Series優勝
※は当時の記録
次回は、上野裕一郎監督と立教大学を結びつけた、同校職員でマラソン2時間29分10秒のタイムを持つ市民ランナーの林英明コーチをご紹介します。
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練習変えずにフルが5分速くなる(?)
「ランナーよ、ピッチを上げろ!」
1月の大阪国際女子マラソンで日本人トップの2位に入り、世界陸上の日本代表に選出された小林香菜選手は1分間のピッチ数が220以上。取材を行うと、「ピッチを上げる」ことは市民ランナーがタイムを上げるのに適した方法でした。特に中高年ランナーの皆さんはピッチ増によるタイム短縮の可能性大! 速くなりたいランナー必読です。
春から実践! 速くなるダイエット×15
タイムを縮める上で、減量が効果的な手段であることに疑いはありません。ダイエットというと「美味しいものを食べるのを我慢しなければいけない」というイメージを持ちがちですが、「日々の習慣を少し変える、工夫するだけで減量できるテクニックはたくさんある」と、研究者で自己ベスト2時間46分の記録を持つ髙山史徳さん(34歳)は言います。髙山さん監修のもと「速くなるダイエット×15」を伝授します!
【特別インタビュー2本立て】
早大のランニングサークル「早稲田ホノルルマラソン完走会」出身、卒業後1年で9月の世界陸上マラソン日本代表まで駆け上がった小林香菜選手と、今年の箱根駅伝2区を日本人最高記録で走破、創価大を卒業した今春から実業団サンベルクスと契約を結びプロランナーとして活動を開始した吉田響選手にそれぞれインタビューしました。
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