![]() 母校の立教大学が箱根駅伝に復活するキッカケを作った陸上競技部コーチの林英明さん。
左は学校の創設者である「ウィリアムズ主教」の銅像 |
前回紹介した55年ぶりの箱根駅伝復活を決めた立教大学。
⇒ 55年ぶり箱根駅伝出場! "走る監督"立教大学上野裕一郎さん(37歳)
上野裕一郎監督と立教大学を結びつけたのは、同校職員でフルマラソン2時間29分10秒のタイムを持つ市民ランナーの林英明さんです。
現在発売中のランナーズ1月号では、立教大学の“箱根駅伝プロジェクト”完遂への道のりを林さんに語っていただきました。
今回はその一部を紹介します。
立教大学が最後に箱根駅伝に出場したのは1968年。
箱根駅伝復活を目指す事業「立教箱根駅伝2024」が動き出したのはその50年後、2018年春のことでした。
「陸上競技部の原田昭夫監督と一緒に郭洋春総長(いずれも当時)に呼ばれ、『創立150周年を迎える2024年に立教大学を箱根駅伝に復活させたい』と話を持ちかけられました。ただ、今の時代に箱根駅伝を目指すのは簡単ではありません。『専門の指導者、入試制度の改革、寮の整備、経済的な支援が必要です』と回答すると『最大限の支援をする』と言っていただきました」
立教大学OBの林さんは職員として母校に勤務しながら陸上競技部コーチを務めていました。
しかし、コーチと言っても無報酬で、陸上部の活動は学生が主体。箱根駅伝を目指すには新たな指導者を探す必要がありました。
「人づてで駅伝指導の経験がある方に声をかけ、候補者を検討していました。ただ、より幅の広い視点から指導者を探したいと考え、そこで、同じマンションに住んでいた上野裕一郎さんに『指導者を紹介していただけませんか』と相談しました。上野さんは当時DeNAの選手で人脈も広かったため、一緒にビールを飲みながら具体的な提案もしてくれました。すると、上野さんがだんだん黙り込んで、『どうしたんですか』と聞いたら、『それって僕じゃダメですか』と言ってくれて。しびれましたね」
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今もランナーとして各地の大会に出場している林さん。
写真は10月の水戸黄門漫遊マラソン(2時間34分30秒)
現在発売中のランナーズ1月号では、上野監督指導後から「学生が変わり始めた」理由や林さんが抱く上野監督への特別な思いについても掲載しています。
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