「走っているのに、下っ腹の『ぽっこり』が戻らないのはなぜ?」…ランニングによって減量がうまくいっている人でも、なぜか「現状維持」されてしまいやすいゾーンが下っ腹。本来、有酸素運動によって身体全体の脂肪やウエストと一緒に凹んでいくはずなのに…! その解決法は、下っ腹を刺激する筋肉の使い方にあり。走る前後の5分程度でできる「ちょこっと筋トレ」で、お腹を凹ます筋肉を目覚めさせましょう!
漫然と腹筋をしていても「ぽっこり腹」撃退には効果が薄いもの。股関節周辺と腹筋群の連動性を徹底的に意識することこそ、腹凹への近道!
……ということで、ここ4回に渡って「連動性」をテーマにお送りしてきた当シリーズ。
その効果的な連動性UPトレーニングをした日には、セットでぜひ行ってもらいたいのがストレッチです。前回の「マッケンジー体操」に加えてぜひ取り入れてもらいたいのが、今回の「ネコのポーズ」。
背骨の端から端までを伸ばし、体幹周りの筋肉を効果的にほぐすことができるこのポーズは、トレーニング内容によってはアンバランスになりがちな身体の前面と背面の筋肉をならし、調整するのに最適です。
夜のくつろぎタイムに、また寝る前に、ネコのポーズをぜひ習慣づけてみましょう。
★身体の前面と背面のバランスを調整する「ネコのポーズ」
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<やり方>
1.両手の指を開いて肩の真下にまっすぐつき、両ひざを腰より後ろ側について、四つん這いの姿勢になります。このとき、顔は前方を向くようにします(イラスト右)。
2.10秒かけて鼻から息を吐きながら、ネコが威嚇するときのような背中の丸まった姿勢をとります。目はおへそを見るよう意識して、頭を下げていきます(イラスト右)。
3.同じく10秒かけて、鼻から息を吸いながら顔を上げ、ゆっくりと背中を反らして元の姿勢に戻します。
4.1~3を3セット繰り返します。
★ポイント
・手とひざの位置は動かさないようにします。
・胸の前面と背面、とくに背骨が丸まっていくのを意識しながら行いましょう。
・リラックスし、ゆっくり深い呼吸で行うのがコツです!
・首の痛みや腰痛がある場合は控えましょう。
イラスト/庄司猛
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