ランナーズonline

【レースに出よう 05】ゴール直前、年配の人たちに抜かれて…大会では多くの刺激をもらえる

2022年8月25日

ワンシーズン20大会以上に出場するというY・Yさん(65歳・男性)。
年間多くの大会に出場するメリットを語ってくれました。


年間の出場レースを選ぶことも楽しさのひとつ

「2018年シーズンは23大会に出場しました。そのうち半分くらいは毎年出場している同じレースです」
サロマ湖、ハセツネ、川の道フットレースを完走し続けるのが目標というY・Yさん。
「毎年走って経験を積み上げることで、レース戦略も有利になりますから」
全日本マラソンランキングやハーフマラソンランキングの100位以内も狙っているそう。

たくさんレースに出場するメリットはほかにもあると言います。
「あらかじめたくさん大会を入れておけば、失敗レースを練習にすることもできます」
例えば、つくばマラソンで記録を狙っていたけど失速してしまった。
ならば、これを練習レースという位置づけにして、次の勝田マラソンで頑張ろう、というように。

シーズン最大の目標レースを決めて、あとは練習のためのレースや、お楽しみのためのファンランレースをバランスよく組み込み込むようにする。
そういう視点で大会を選んでいく作業も楽しいと言います。
「プロデュースを自分でやって、主演=走るのももちろん自分という、そんな感覚です」


たくさん出場するため、遠征費用の節約も大事!

「私は初フルが荒川市民マラソン(現・板橋CITY)でしたが、ゴール手前で明らかに私より年齢の高い方たち何人にも抜かれたんです」
大会に行くと様々な人たちから刺激をもらえ「これは自分も負けていられない」と発奮するきっかけになったと言います。

実は奥様と一緒にランニングを始めたというY・Yさんは、いまもほとんどの大会を夫婦そろって出場しているそう。
「大会へ出るのは、家族で一緒に近所に出かけたり、旅行に行くのと同じ感覚。私だけでなく、家族の日常なんです」

ただし、出場数が多いだけに、宿泊費に遠征費、エントリー代…、年間にするとバカにならない費用がかかってしまう。
少しでも費用を浮かせようと努力することも。
「サロマ湖に出場するときは、JRで東京から北海道まで移動します。時間はかかるけど交通費は割安ですよ」




※こちらから記事検索ができます。

ランナーズ6月号 4月22日発売!


練習変えずにフルが5分速くなる(?)
「ランナーよ、ピッチを上げろ!」

1月の大阪国際女子マラソンで日本人トップの2位に入り、世界陸上の日本代表に選出された小林香菜選手は1分間のピッチ数が220以上。取材を行うと、「ピッチを上げる」ことは市民ランナーがタイムを上げるのに適した方法でした。特に中高年ランナーの皆さんはピッチ増によるタイム短縮の可能性大! 速くなりたいランナー必読です。


春から実践! 速くなるダイエット×15

タイムを縮める上で、減量が効果的な手段であることに疑いはありません。ダイエットというと「美味しいものを食べるのを我慢しなければいけない」というイメージを持ちがちですが、「日々の習慣を少し変える、工夫するだけで減量できるテクニックはたくさんある」と、研究者で自己ベスト2時間46分の記録を持つ髙山史徳さん(34歳)は言います。髙山さん監修のもと「速くなるダイエット×15」を伝授します!

【特別インタビュー2本立て】

早大のランニングサークル「早稲田ホノルルマラソン完走会」出身、卒業後1年で9月の世界陸上マラソン日本代表まで駆け上がった小林香菜選手と、今年の箱根駅伝2区を日本人最高記録で走破、創価大を卒業した今春から実業団サンベルクスと契約を結びプロランナーとして活動を開始した吉田響選手にそれぞれインタビューしました。



本誌購入は年会費7,800円「ランナーズ+メンバーズ」がお勧め!

「ランナーズ+メンバーズ」は毎月最新号が自宅に届く(定期購読)だけでなく、「デジタルで最新号&2011年1月号以降が読み放題」「TATTAサタデーランが年間走り放題」「会員限定動画&コラム閲覧可」のサブスクリプションサービス! 年会費7,800円の超お得なプランです。



※こちらから記事検索ができます。

「ランナーズonline」 一覧に戻る