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前回、運動以外のNEAT(日常生活での活動量)を高めたことで、消費カロリーが大きく増えたS・Nさんの例を紹介しました。
彼の場合は、自宅が9階、職場が14階ということもあり、ある日の記録では、階段の昇降が1日で上り27階分、下りが45階分移動していました。
また通勤時は1.5km、退社後も1kmほどの距離をスロージョグで移動しています。
これで通常の日よりも800kcalも消費量を増やしていました。
定期的に走っているランナーでも、このようにNEATの増加を図ることは大きく3つのメリットがあります。
1.消費カロリーを増加による減量効果
階段上りやスロージョグなど負荷が低いため、あまり頑張った感がなくても、毎日の習慣にすることで大きな減量効果があります。
上記のS・Nさんの場合は、1日の消費カロリーが800kcal増えていたので、これを習慣にして続けると、計算上は9日目で体脂肪が1kg分減らせることになります。
2.脂肪燃焼しやすい身体になる
絶えず動き続けることによって、脂肪燃焼のしやすい身体になる可能性があります。これによってフルマラソンなどのレースに好影響がでると予想できます。
3.脚筋力向上と故障しにくい身体になる
階段での上り下りは、大腿部の筋肉を使うことになり、筋トレの代用となります。
仕事や家庭も多忙な市民ランナーの場合、現在の2倍、3倍トレーニング量を増やすことは困難です。
しかし日常生活の中で「ほんのちょっと」の努力を続けることならできるはず。
この生活を続けることで、半年から1年後には脂肪の付き方や筋力が大きく異なるはずです。
※月刊ランナーズより抜粋
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