ランナーズonline

RUNNERS ONLINE

【あと少し痩せて速くなる 08】走っても痩せない人は、NEAT(日常生活の活動量)を高めよう

2022年6月27日

「走っても痩せない」という場合、どうしても現状よりトレーニング量を増やそうとしますが、走る時間をさらに捻出するのは難しいものです。
そんな場合、日常生活での活動量を増やすことで解決できるかもしれません。

運動以外の日常生活での活動量をNEATと言います。
1日の消費カロリーの内訳では、NEATは2番目に多く、もっと注目し、これを高めることを意識すべきです。

S・Nさん(男性・43歳)は、自己ベストである3時間30分切りを目指して、練習量を増やし月間300km走ったのに、まったく体重が減らなかったそうです。
もうこれ以上走る量は増やせないため、普段の生活の中の活動量、NEATを増やすことにしました。
S・Nさんが実行したのは以下の2点です。

●日常生活の移動をスロージョグや速歩に
通勤時や飲み会に向かうときなど、普段の移動をなるべくスロージョグや速歩きにする。

●上下移動は階段を使う
普段エレベーターやエスカレーターを使っていた部分は、階段を昇降する。

移動のスロージョグは小走り程度ものです。ランニングウエアに着替えて走る通勤ランと違い、普段着のままできるのでハードルが低く、思い立ったらすぐできる気軽さがあります。
またS・Nさんの場合、自宅が9階、職場は14階ということもあり、階段昇降が消費カロリー向上にかなり貢献していました。
職場では、頻繁に別フロアに移動することもあり、ある日の記録では、普段の日より約800kcal多くカロリーを消費していました。
これは計算上では、9日間続くと体脂肪1kg分減ることに相当します。
NEATを増やすことがいかに重要かがわかると思います。


※月刊ランナーズより抜粋




ランナーズ1月号 11月22日発売!


新提案! 年代とタイムで算出
あなたの「マラソン偏差値」はいくつ?

フルマラソンのタイムから年代・性別ごとに「マラソン偏差値」を算出! 男女別に各年代の偏差値70、65、60、55、50、45のタイムを一覧にして掲載しています。
「最近加齢で記録が低下してきた」という方のモチベーションアップに、年齢や性別が異なるランニング仲間との記録の比較として、ご活用ください。

「マラソン大会の応援」は人を元気にする!

ランナーズ編集部が実施したアンケートでは、大会でランナーを応援した1148人のうち88.1%の人が「元気度がとても上がった」もしくは「少し上がった」と答えました。
さらに「日常生活でよりアクティブになった」「精神的に前向きになった」と行動の変化を表す回答も。読めばマラソンの応援に行きたくなる本特集、ぜひご覧ください。

フルマラソンレース中の
「三大困った」(腹痛・脚つり・トイレ)を解決!

どんなに練習を積んでも、万全の準備をしても、なぜかトラブルが起こってしまうのがフルマラソンです。この特集では、多くのランナーが経験する「腹痛」「脚つり」「トイレ問題」に対し、コーチや専門家が事前の対策や当日の対処法を指南します。「トラブルなく快走したい」というランナー必見です!



本誌購入は年会費7800円「ランナーズ+メンバーズ」がお勧め!

「ランナーズ+メンバーズ」は毎月最新号が自宅に届く(定期購読)だけでなく、「デジタルで最新号&過去12年分の記事が読み放題」「TATTAサタデーランが年間走り放題」「会員限定動画&コラム閲覧可」のサブスクリプションサービス! 年会費7800円の超お得なプランです。



「ランナーズonline」 一覧に戻る