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トレーニングによって、筋線維は年齢に関係なく、何歳になっても太く強くすることができます。
それは心臓についても同じ。心臓のポンプ運動を行うのも筋肉なのですから。
そういう意味からすると、ランニングは心臓の筋トレとも言えます。
90歳の高齢ランナーで、ランニングコースの中に、神社の階段150段を入れているという方がいました。
階段ダッシュをして「ハァハァ」と息を上げるのを習慣としているというのです。
この方は3年前に初めてお会いしたときよりも現在のほうが精悍な印象をうけるほどです。
このような心拍数を上げる運動を行うことによって、最大心拍数と安静時心拍数の差が大きくなるほど、心臓の余裕力が大きくなります。
すると、いつものジョグがラクになったり、立つ、歩くなどの日常動作も当然ラクになるので、結果的にアクティブな生活を送ることにつながります。
ランニングによって心臓が強くなると、ポンプ運動1回で送り出せる血液量が多くなるので、より少ない回数(心拍数)で血液を全身に循環させることができるようになります。
ランニングを続けていると、安静時の心拍数が減っていく場合があるのもそのためです。
加えてふくらはぎの筋肉は、脚から心臓へ血液を送り返す「第二の心臓」の役割を果たしています。
ランニングで鍛えることで、血液の全身への循環が促進されます。
酸素と栄養を含んだ血液を活発に全身に運ぶことは健康維持の根本です。
血液を脳にも豊富に送り出せるようになるので、集中力が高まったり、やる気が出てアクティブな行動力を生むなど、脳の健康にもつながっていきます。
※月刊ランナーズより抜粋
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