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もしあなたが、習慣的にランニングを今後も続けていくとしたら、5年後、10年後、20年後…どうなっていくでしょうか?
前回に引き続き、近年発表された研究論文を手掛かりにご案内します。
ランナーの実力を測るモノサシのひとつである最大酸素摂取量(V02max)は20歳頃をピークに、年に0.5ml/kg/分、10年で5ml/kg/分の割合で低下していきます。
まったく運動をしない人の場合、80歳を超えると12~15ml/kg/分まで低下することになり、立ったり歩いたりの日常生活も難しくなりますが、ランニングによる有酸素運動を継続することで、その落ち幅は20~40%緩やかになります。
理論上、40代前後からランニングを続けると100歳頃まで活動的な生活を送ることができ、運動しない人に比べ、70歳では50代前半、80歳では60代前半と同等の肉体年齢をもつことになります。
糖尿病、動脈硬化、アルツハイマー病、ガン……現代人の病気の大半が不活動(運動不足)に伴う細胞の炎症(全身性慢性炎症)であるという仮説が科学誌ネイチャーに発表されてから、それを裏付ける根拠が続々と明らかになっています。
そのひとつが、細胞の炎症を抑えるタンパク質PGC-1a。これはランニングをはじめとする有酸素運動で活性化することが分かっています。
これまで加齢による筋肉量の減少予防としては、ランニングだけではトレーニング負荷が足りないと考えられてきました。
ところが現在では、ランニングをすると万病を予防するタンパク質「PGC-1a」が活性化して、筋力を衰えさせる体内のネガティブ要因を抑えてくれるため、結果的に筋力低下の予防に貢献するという考え方が広まってきています。
「日本抗加齢医学会」では、そういった経緯から「ランニングに勝るアンチエイジングはない」という意見が多くなってきています。
※月刊ランナーズより抜粋
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