昨年の富士山マラソンはエントリー1万2276人中68.9%の8456人が外国籍。台湾は3389人で、日本に次いで出場国2位だった
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8月に「TATTA」で開催された「富士山マラソンTATTA RUN 夏」には1万人以上が参加した。今年からTATTAは簡体字・繁体字中国語に対応。特に台湾のランナーからの人気が高まっている。富士山マラソンを愛好する約1万人のFacebookコミュニティ「台灣人富士山馬拉松(富士五湖超級馬拉松、富士山マラソン)」を主宰する台湾人のFuji Liさんに人気の理由を聞いた。
私は基隆(キールン)市内の中学校で教師をしています。2016年から10年連続で富士山マラソンに参加しています。昨年は富士登山競走五合目の部にも出場し、チャレンジ富士五湖ウルトラマラソンでは100㎞と118㎞の両カテゴリーを完走しました。コロナ禍の2020年には、第1回の「富士山マラソンTATTA RUN」にも参加しています。
私がFacebookコミュニティ「台灣人富士山馬拉松(富士五湖超級馬拉松、富士山マラソン)」を立ち上げたのは、富士山が好きで、富士山マラソンや富士山マラソンTATTA RUNに参加する台湾人がたくさんいたからです。せっかくなら自分の経験を共有し、情報交換できる場をつくりたいと思いました。
富士山マラソンTATTA RUNの魅力は、日本まで行く移動時間や旅費をかけずに、富士山マラソンの雰囲気を味わえることです。台湾ではこのようなオンラインマラソンはまだ少なく、だからこそ多くの人が魅力を感じているのだと思います。リアル大会と比べて、オンライン大会は複数日に分けて完走できるので、完走のハードルが下がります。特に台湾にいながら参加できるというのが大きいです。仕事終わりの空き時間や休日を使って少しずつ距離を積み重ねることができます。フルマラソンを走った経験がない人でも挑戦しやすく、早歩きでも構いません。
そして、何と言っても富士山マラソンTATTA RUNのメダルは特別です。富士山と桜が描かれたデザインはとても美しく、5つ集めると富士山の形になります。そのため、「シリーズのメダルを全部集めたい」と参加を続けている台湾ランナーも少なくありません。私は、ランニングの楽しさには二つあると思っています。一つは自分の記録に挑戦すること。もう一つは、完走後に手にするメダルやウエア、そして達成感です。富士山マラソンTATTA RUNには、その両方があります。
あきらめずに走行距離を積み重ね、完走条件を達成する。そして日本から届いた小包を開き、美しいメダルを手にした瞬間、大きな達成感に包まれます。「自分はランニングの達人ではないけれど、TATTA RUNに参加できるし、富士山マラソンの完走メダルも手に入れられる」そんな成功体験が、新しい挑戦への自信につながるのです。
私は、多くの台湾ランナーにとって富士山マラソンTATTA RUNは「いつか本物の富士山マラソンを走りたい」という夢への第一歩になっていると思います。まずはオンラインで挑戦してみる。その体験が新しいランニングの楽しみにつながり、いつか河口湖のスタートラインへ向かうキッカケになるのです。
Liさんがこれまで集めた富士山マラソンの完走メダル
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