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【悩み解決!】60代、運動による活性酸素って怖いものなの?

2020年4月21日

ラン歴5年の61歳です。最近、運動により発生する活性酸素によってガンや動脈硬化になる恐れがあると聞きました。私は軽い糖尿病と診断されているので活性酸素が怖くなり、以来毎日歩いてばかりいます。物足りなく非常に寂しい毎日で、自分より年配の方が走っていらっしゃるのを見るとうらやましく感じます。走って、大会に出て、達成感を味わいたいです。活性酸素に対する考え方をお聞かせください。
(コロンブスさん/男性・61歳/1年前より大会出場、自己ベストはハーフマラソン2時間30分前後)

確かに活性酸素というのは心配なところですが、運動をしない生活よりも適度な有酸素運動を生活習慣に取り入れる方がはるかに健康維持・増進に効果が期待できます。

マラソン大会に出るのがモチベーション維持になるならランニングは続けてはどうでしょうか? 活性酸素が気になるようでしたら抗酸化作用の強い食品(ビタミンC)を多く含む柑橘類の果物やジャガイモ(加熱しても栄養価は損なわれません)を食生活に取り入れるとよいでしょう。練習やランニング後にノンカロリーのスポーツドリンクにレモン果汁を混ぜて飲むなどすれば抗酸化作用は大きく、活性酸素のカバーになると思います。実際のところ身体に重大な影響を及ぼすほどの活性酸素は蓄積されないと考えて良いかと思います。

活性酸素については、質問者さんの場合、ご心配になるほどは体内で発生していないでしょう。終日ハードな練習をする選手に比べ、ホビーランナーでは練習量・質ともに健康に被害を与えるほどの活性酸素は果たして発生させられるかな?と思います。キロ7分程度のジョキングであれば身体への負荷は小さいはず。それよりもランニングを継続させて、積極的に運動療法で糖尿病コントロールするほうがよほどお体によいでしょう。

もともとヒトは活性酸素を防御する機構をもっていますし、トレーニングによって活性酸素を防御する機能を高めることができます。逆にトレーニングをせず「抗酸化物質」を外部から摂取することで、もともと備わっている防御機構を弱める恐れも指摘されています。練習で活性酸素を発生することも事実。一方、練習で活性酸素に対して強くなります。それほど活性酸素に対して研究がやり尽くされて理解が進んでいる状況ではありませんし、恐らく悪影響があることを発表した研究者も、断言的には言っていないと思いますよ。

活性酸素なども含めて、身体に良いもの、悪いものについて色々なことが言われていますが、一般常識として身体に良いと言われていることは良く、悪いと言われていることは悪い、それだけで十分と思います。規則正しい生活、多様な旬の食材の喫食、適度な運動習慣、喫煙や暴飲暴食を避けるなどです。何事も過ぎたるは及ばざるが如し。気に掛けることは大切ですが、気にし過ぎることは却ってマイナスのように思います。61歳まで生きてこられたご自身の体力、生命力を信頼して、もっと気楽に構えられてみてはいかがでしょうか。

確かに年齢を重ねるごとに少しのことでも気になる事と思います。私も同年齢で少なからずは思いますが、それよりも日頃から全身運動により身体のすみずみまで血液の流れをスムーズに循環させて末端まで活性化させたほうが、何もしないよりは大きな効果が有るように思います。私も走りだしてからは体調もすこぶる快調で、時々レースに参加しては達成感を味わうことができ、その後美味しいビールで乾杯し自己満足をしています。
走ることにより血流もスムーズになり、血管の収縮性の老化や活性酸素による破壊も抑えられているのは実証済みだそうですので、無理をしてはいけませんが心地よい汗をかいて楽しんでほしいですね。

薬剤師です。活性酸素によりガン、動脈硬化のリスクが高まるのは事実ですが、マラソンによる活性酸素が原因となり生成する過酸化脂質は、マラソンの前後で調べると、マラソンしていない人と比べても差はないようです。つまり、マラソンで過酸化酸素は出ているが、それを処理する酵素も出ているので結果として変わらないということです。さらに適度な運動は血糖値を下げ、血管内のコレステロールを下げることは周知の事実。とくに血糖の高い方なら、活性酸素による健康被害より、血糖値を下げることによる効果のほうが高いと考えられます。

私も62歳の同世代。質問者さんが、活性酸素のことが心配でこれまでのようにランニングを楽しめないのであれば、そのストレスこそ精神的にも身体にも良いとは思えません、専門医に相談し一日も早くランニングを楽しめるような対策を取り、そしてスッキリした気持ちでランニングを楽しみましょう。

健康に心配要素がある場合、少しでもネガティブな情報があると気になってしまうもの。少なくとも、無理なく走っている質問者さんの練習では、身体へのメリットのほうが多いというという冷静なアドバイスが多数寄せられました。心と身体の声にこそ、いちばんの答えがありそうですね!





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