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【悩み解決!】ハーフマラソンで伸び悩み。トレーニング内容をどう変える?

2019年5月08日

走歴半年。ハーフマラソンで、ここ2か月ほど伸び悩んでいます。心拍数の平均値は横ばい、身体も以前のほうが軽かったと言える状態です。現在のトレーニングは「3日走って1日休む」を基本としたジョグ→ポイント練習→ジョグ→休養のサイクル。ポイント練習は、
・ペース走・・・キロ4分20秒で10~15km
・LT(閾値)走・・・キロ4分10秒で5km
・インターバルをキロ3分50秒で1000m×5~8本、です。
平日のジョグはキロ4分45秒(疲れているときはキロ5分30秒)で12km程度、週末は30km近く走ることも。これらのメニューで月間250km前後走っています。ポイント練習のバリエーションが少ないことで身体が刺激を感じにくくなってしまっているのでしょうか?
(nabeさん・33歳男性/自己ベストタイムは5km=20分18秒、10km=41分25秒、ハーフ=1時間33分28秒)

気になるのは、週2回のポイント練習です。週に1回か10日に2回くらいにしないと脚に疲労が溜まりそうです。最近の伸び悩みもそれが影響しているのでは?
ジョグは(ペースが遅いほうの)キロ5分30秒を基本でいいような気がします。達成感がないようでしたらラストの2kmをキロ5分にペースアップしたらいかがでしょう。ランナーは故障との戦いです。脚の調子をよく確認しながら取り組んでください。

フルを走るとよく分かるのですが、30km過ぎると脚と頭が別人のようになってしまいます。しかしこれをクリアすることで、現在の持久力など不足部分の補完が可能になるはず。これはハーフ対策でも同様と思います。35kmのロング走を月2~3回こなしてみてください。

確かにポイント練習のメリハリがない印象。ペース走、LT走とインターバル走の違いが分かりにくいです。ハーフの走力アップを目指すなら、インターバル走は1000m単位ではなく、200mを10本にして間を200mジョグ、といったショートインターバルのほうが良いでしょう。またジョグはもっとペースを落とさないと疲労抜きジョグにならないと思います。ジョグが速いペースで走れるのは、ポイント練習の負荷が低いからです。

1000mのインターバルは、スピードの設定を上げて本数を落としてみてはどうでしょう。おそらくハーフを意識して5~8本なのかなと推察しますが、たまには3分35秒で3本とか。年間通して同じ練習を継続するより、ある程度期間を区切って練習するほうが効果的だと思います。同じ練習を重複していると身体が慣れてしまいます。ジョグやペース走は基本なのであまり変えず、スピード練習で刺激を入れるのがいいと思います。スピードを上げることで動きにキレも出ます。普段のジョグの最後に100m前後の流しを3本程度入れるだけでも変わってくると思います。

インターバル走では「速く走るときとゆっくり走るときのメリハリをつける練習」をするとよいかと思います。そのメリハリとは、腕振り、歩幅の大小です(ピッチはそれほど速くならなくてよい)。ペースを変えての変化走で、メリハリのつけ方を身につけられるとよいかと思います。
また、レース本番や、10km以上走るとき、前半速くて後半失速、ということはないでしょうか。インターバル走のときも1本目より5本目の方がむしろ速く走れるような工夫とペース配分が必要です。ペースをコントロールすること、ペースとランニングフォームの関係を考えながらトレーニングを進めることが、実戦で役に立ちます。

パフォーマンスが上がらないのは疲労の蓄積、故障の直前のサインではないかと考えます。平日のジョグの目的は疲労抜きなのに、ジョグのペースが速すぎるように思います。質問者さんの現在の走力でしたら、キロ6分以上での1時間程度でOK。スピード練習の頻度を落としても、疲労を極力抜いた状態で週1回のスピード練習に挑むほうが、結果は良くなると思います。脚の耐久力が不足した状態でスピード練習を実施すると、故障の危険性が上がります。

走り始めてまだ半年なことに加え、2ヵ月間で「伸び悩み」というのは気が早いのではないでしょうか。まだまだ「走れる身体づくり」の時期。ゆっくりジョグを重ね、伸びたか伸びなかったかは、せめて1年後に検証しましょう。今これだけのメニューをこなしての練習の延長線上では、ケガをして走れなくなりすぐにあきらめてしまうことのほうが心配です。

ハードな練習に結果が伴わず、疑問と焦りを感じるという質問者さん。練習量にも内容にも、メリハリをつけてこそ効果的なトレーニングにつながる、といったアドバイスが先輩ランナーより寄せられました。走り始めて半年、がむしゃらさが心にも身体にも疲れを溜めているのかもしれません。うまく軌道修正できるといいですね!





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