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【悩み解決!】レース中レース後の胃の不調に悩んでいます

2019年2月13日

レース中やゴール後の胃の不調に悩まされています。レース中は、水が喉を通らなくなり、嘔吐することも。以前は30km過ぎから起こる症状だったのが、最近は20km過ぎには苦しくなってきます。胃腸内科や循環器科の診察では問題なし。胃腸薬を10kmごとに飲んでみたり、給水量を調節したり、水分の吸収をよくする電解質パウダーを飲んでみたりしましたが効果なし。走行ペースをキロ5分以下まで落とせば大丈夫なようですが、タイムは狙いたいです。
(haruさん・46歳男性・フルマラソンベストタイム3時間20分、ラン歴7年)

慢性的に内臓疲労が溜まっているのではないでしょうか? 練習と同じかそれ以上の休息と、普段から内臓疲労を取り除くことを考えてみてはどうでしょう。魚介類に豊富に含まれるタウリンを積極的に摂取してみたり、私の場合は内臓がやられたな~と思った時はよくウコンを飲みます。どのくらい効果があるかは個人次第ですが、試してみる価値はあるかと。胃腸薬はスタート前に飲むぐらいが適当でしょう。

1年間内臓疲労が抜けなかったという知人もいます。まずはしっかりと疲労を抜いてください。そのためにはしっかりと睡眠を取ることや、抗疲労成分として効果的と言われるイミダゾールペプチド成分の含まれる鶏のむね肉を食べること等、などの対策があります。

胃の負担とのことですが、もしかしたら肝臓に著しい負担がかかっている可能性もあるのでは。現在39歳の私も35歳過ぎてからレース後の肝機能が劇的に悪化することがあります。坂道が多いレースで顕著でした。肝機能が上がると自覚症状がとぼしいことも多いですが、場合によっては食欲不振等の症状が出ることがあります。対策として、大会前はアルコールやカフェインの摂取を控えてみてはいかがでしょうか。

練習でその症状が出ないのでしたら、本番に向けての調整がうまくいっていないということですね。ポイント練習としてビルドアップ走、30km走などをしているようですが、速く走る、記録を縮めるという目標なら、つなぎのジョグが体調を整える意味で重要。いわゆる、アクティブレスト(積極的休養)です。インターバル走や短い距離のペース走で目標とするペースよりも速い、負荷の高い走りを取り入れたら、つなぎのジョグで疲れを取り除くのです。まったく走らない日も設けてOK。疲れがたまる傾向にある人は、どの練習も大体同じペースになっている人が多いです。練習にもメリハリが必要。柔軟な姿勢で乗り切りましょう。

運動中は消化器系の血流を絞って、筋肉に血流を配分するために、内臓機能は低下します。運動強度が上がればなおさらです。食事時間には配慮されていると思いますが、当面は補給の要らない、ハーフや10kmまでの距離にして走ってみてはいかがでしょうか? それでも消化器系に異常があるようなら運動中の胃の状態を調べる必要があります。フルマラソンは消化のいいもので4時間前に食事し、補給食なしで行けるペースまで落として走り、胃の状態を見ながら走ってみてどうなのか?を検証してみるのも良いと思います。

ランニング中に胃薬を飲んでも吸収されにくい状態ですから、気休め程度にしかなりません。給水が通らなくなるとか嘔吐するのは、胃腸が疲れているからです。この状態が続いている間は長距離を走らないほうが無難です。食の太さは内臓の強さと言いますが、高橋尚子さんはランニング後に食べることばかり考えていたそうです。

1.ランニング前には消化のいいものを食べる。
2.揚げ物、スナック類、繊維の多いものを避ける。
3.満腹になるまで食べない。
4.ランニング3時間前には食事を終える。

これらを行うだけでもランニング中の不調はかなり避けられると思います。

僕も、給水ができなくなる(すぐに戻してしまう)症状に悩まされてきました。とくにトレランで、胃が揺すられると戻してしまい、補給ができないためリタイアすることがありました。僕の場合は胃腸薬をスタート1時間前に飲むことで、解消できました。即効性がありますが、胃がむかついてからではなく、事前に飲むようにしています。トレランやトライアスロンなど、レースが12時間以上になるようなレースでは、レース中にもう1錠飲む場合もあります。

「スポーツ腹巻き」を装着してみてはどうでしょうか? ある程度内臓の揺れを押さえつつ腹冷え予防にもなります。内臓疲労の原因には、走ることによる内臓の揺れと、内臓に血が行きにくくなることにあります。上下運動の少ない走り方や体幹の強化も効果はあるはずです。また、ペースを上げるほど筋肉に血液が持っていかれてしまうので、前半ペースを抑えて後半に上げるという走り方をすれば幾分ダメージは抑えられると考えます。

練習強度を上げ、ますます本番で胃の状態が悪化しているという質問者さん。内臓疲労へのケア、ペースや距離を落としたレース参加へのスタンスついてさまざまなアドバイスが寄せられました。身体の出すSOSサインを聞いてあげられるのは自分だけ。うまくつき合い、ランニングライフを長く楽しみたいですね!





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