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【悩み解決!】脱水?低血糖?更年期? 年中「熱中症」のような状態に

2018年3月14日

40代前半の女性です。かなりの汗かきで、大会に出ると、季節を問わず熱中症のような症状になってしまいます。レース後半から頭がボーッとして集中力がなくなっていき、なんとかゴールした後は頭痛、吐き気、めまいを起こし、家で寝込む状態に。スポーツドリンクや栄養ゼリー(夏は塩タブレットもプラス)を携帯して挑むのですが…。以前は暑い季節にたまになる程度、40代になってから急激に体質が変わり、元々汗かきだったのがさらに汗の量が増え、疲れやすくなりました。最近、生理も不順になってきましたし、ホルモンのバランスも崩れてきているのかも。食生活や日常の生活で改善できればいいのですが…。
(みや/女性・ランニング歴10年・年8回ほどレースに出場)

年配の女性ランナーです。数年前まで私も年中熱中症のような症状が出て、走っている最中から頭痛や吐き気で悩まされていました。対策として、エイドごとに給水のコップを頭からかぶったり首筋にかけて予防しています。給水(ゼリーやスポーツドリンク)だけでは効果がないのですが、このかぶり水が、ずいぶん効き目があると思っています。とくに、暑いときはエイドにバケツの水があれば柄杓でかけたりします(シューズにはかけないように気を付けますが)。症状が出てからでは遅いので、あくまで予防です。年齢的にも体質が変化しやすい頃かもしれませんが、楽しく走れるようになるとよいですね。

中高年にさしかかりますと、加齢のため体力低下はある程度は仕方がないですが、普段の生活では少し貧血気味ではありませんか? 
また、年間の大会参加回数を少し絞ったほうが良いのでは? 体調が整うまでの間は、出場の間隔を空けるなど抑え気味にしてしっかり休養したほうがよいように思います。私も昨年3ヵ月連続でフルを出場した後は、4ヵ月目に少し疲れが出ました。今後は、体調管理のためのランニング日記をつける等してみてはいかがでしょうか? その記録は同じ悩みを持つ同性、同世代のランナーにとって、きっと指針のひとつになるのではないでしょうか。

50代前半の女性ランナーです。私も似たような症状に悩んでいましたが、今はなんとかやり過ごせるようになりました。寒いときでも同じ症状があるとのことなので、熱中症というより体質が少しずつ変わってきているのかもしれませんね。私も汗をかきやすくなったり、頭痛になりやすくなりました。

暑さが気になるときは、頻繁に経口補水液を飲む、首筋やこめかみを冷やしながら走ることで改善されることが多いです。寒いときでも思っているより汗をかいていますので、ミネラルタブレットは摂取したほうが良いですよ。私は冬でも、1時間に1回くらいはミネラルを摂取するようにしています。

あとは、体調を崩さないところまでペースを落とすのはどうでしょう。私は年齢とともに、適正なペースが変わったような気がします。今はジョグのペースも少し落としています。
以前のようなタイムで走れなくなりイラだつこともありましたが、今は自分の身体と相談しながら楽しく走れていますよ。それからホルモンバランスが崩れてきているかもしれないので、婦人科で相談してみると良いですね。もし問題があるようなら、きっと良い薬を処方してもらえると思います。良い解決策が見つかりますように。長く走り続けて行きましょう!

少し早いですが、更年期障害の症状かもしれませんね。熱中症というよりは脱水状態というのが正しいのではないでしょうか? 多量の発汗は厳冬下ではあまり考えにくいことですので、もしかしたら「低血糖」の症状かもしれません。

低血糖症状の代表的なものがいくつかありまして、手指の小刻みな震えや冷や汗、集中力低下、脱力、眩惑(周囲が眩しく感じ、眼がくらむような感覚)、意識消失と様々です。
この低血糖症状に幾つか該当するのでエネルギー不足も考えましたが、しっかりチャージされているようですので違うかもしれません。私は糖尿病が持病にあり、7km毎に171kcalのエネルギー補給をしながら走ります。血糖測定の結果、私の場合では8kmがエネルギー枯渇のタイミングでして、その1km手前でチャージしておくのです。

もし受診するならば婦人科外来が良いと思います。トレッドミルで走ってから血糖測定をしてくれるような検査をしたい場合は大学病院が専門分野だと思いますが、その場合婦人科のクリニックから紹介状を書いてもらうと良いでしょう。

大会ということで、前半に自身の領域以上のスピードで入っているのではないですか? それで後半オーバーワークになり、ゴールはできてもそのダメージが抜け切らないで酸欠を起こし、その症状になるのではないでしょうか。

ハーフなら15kmぐらいまではジョギングのつもりで走り、余裕があったらあと6kmは少しだけペースアップをするように一度やってみたらどうですか。日頃の練習ですが、長距離に慣れるようなプログラムを組み、できるだけロングをこなせるような練習をしてみてはどうでしょう。ちなみに私は月間走行距離で少なくとも500kmを設定し、それをこなせるようになってから各段にタイムが伸びましたよ。

ハードな運動時に頭がボーっとしたりするのは脳の栄養不足などが原因だったりします。汗を大量にかき、その後、具合が悪くなるので熱中症とは限りません。

汗をかく時にその汗はどこから来るか? 血管を流れる血液の水分が身体の組織を伝わって汗腺から体外に出てきます。この時、その水分が水だけでなく塩分やミネラル分を含んでいます。汗の成分は人それぞれで、いい汗がかける人はほとんど水だけで、上手く汗がかけない人の汗は水以外の成分が多くなります。質問者さんは、おそらく、うまく汗がかけてないのだと思います。

レース後、ウエアが乾くと真っ白になっていたりしませんか? 疲れやすかったり、頭痛がするという症状から考えるとカリウム不足や低ナトリウム血症になっているのかと思います。カリウムはサプリも有りますが、バナナに多く含まれている成分なので、大会に出るのであればスタート前とレース中のエイドでバナナを食べたり、冬でも塩タブレットで塩分補給するといいです。スポーツドリンクやゼリーはどちらかと言うと糖分補給がメインなのでミネラル補給には向いていません。

コーヒー・お茶などのカフェイン飲料は利尿作用があるので、飲み過ぎると一気に体内の水分が減って熱中症(脱水)になることがあります。とくにレース当日朝のコーヒーは避けるようにしています。摂った水分が確実に浸透する、スポーツドリンクや経口補水液を飲むようにすればよろしいかと思います。

状況が必ずしもわからないのですが、レースの前日から経口補水液等でウォーターローディングをしておくのはどうでしょうか。どうしても改善しないようであれば、お医者さんへの相談がよいのかもしれません。

更年期に由来する症状かもしれないということで、先輩女性ランナーからも体験を踏まえたアドバイスが寄せられるテーマとなりました。体質の変化や加齢の問題は長いランニング人生のなかで誰もが通るもの。うまく付き合いながら走り続けていきたいですね!





このコーナーでは、ランナー同士が気軽に情報交換できるRUNNETの人気Q&Aコミュニティ「ランナーの知恵袋」より注目のQ&Aをピックアップ!
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