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【悩み解決!】落ちてしまった脚筋力(筋持久力)の効果的な戻し方は?

2018年2月28日

ふくらはぎを痛め、3週間練習を休みました。ゆるランから再開し、30km走を実施したところ、折り返し点まではキロ5分40秒、しかし復路は落ち、トータルはキロ5分55秒ぐらいでした。2週間後、再度キロ6分のイーブンを目指して30kmを走りましたが、18km過ぎからペースが落ち始め、トータルではキロ6分4秒に……。何よりも脚筋力が落ちており、足腰が重くなってしまいます。1ヵ月後に出るフルの目標はサブ4。本番までに脚筋力を少しでも戻す、効果的な練習法を教えてください。
(makoyuukappaさん・53歳・男性・走歴4年/フル18回完走、フルのタイムは3時間50分前後、月間走行距離は150~200km)

これは一般論ですが、私の経験からも復帰には「休んだ期間の倍かかる」と思われます。ですから、そろそろ上向きになるかなといった状態ではないでしょうか。まがりなりにも30km走を2回も完走できているので、悲観的にならなくてもよいと思います。レース20日前ごろに「30km走をキロ5分半で」を目標においてはいかがでしょうか。

僕も先週まで約3ヵ月まったく走れない状態が続き、やっと走れるようになったランナーです。筋力を戻すには、インターバル等のスピード練習とロングラン、休養のサイクルを繰り返すしかないと思います。僕は現在、週に1回インターバル、週に1回ロングジョグを入れつつ、休養も忘れないように週に1~2回入れています。

私は55歳男性、トレラン中心の生活をしています。過去に何度もケガをしていますが、速歩(3週間は絶対走らない)でほとんど回復しました。無理なく脚筋力をつけるために、毎日キロ10分の速歩を1時間(6km)から、最終目標キロ8分30秒で1時間(7km)の練習を行い、ランニングは大会一週間前からの練習メニューにする、でどうでしょうか。

3週間休養した分の脚力は、結論から言うとすぐに戻ります。質問者さんはこれまで長い間走ってこられ、筋力のベースはできているからです。3週間お休みしたことから、感覚が戻ってないだけでしょう。

おすすめは、通常のランニングのあと、刺激入れをしてみること。100m×10本など、短い距離でのウインドスプリントです。スピードの感覚、長く走る感覚もすぐに戻るはずです。

筋トレを中心にトレーニングを行ってみてはいかがでしょうか。
トレーニングジム(公立体育館などにもあり)でスクワット、レッグプレス、レッグカールなどトレーニングマシンを使ってみましょう。あまり重い負荷をかける必要はなく、筋持久力向上を目的に、最大筋力の60~70%の負荷で、1セット20回を2~3セット、がよいでしょう。近くにこういった場所がない場合でも、ご家庭でスクワットなどはできますので、ぜひどうぞ。走ってばかりの運動は、どうしても偏りが出てしまいます(ひたすら前に歩を進めるだけの運動しかないので)。週1日は走る代わりに筋トレ日にすることを、自分の仲間にも勧めています。

過去の故障明けに、自分がいちばん走力上がったと実感したのは、ビルドアップ走やインターバルです。短い距離ですむので、長距離、長時間しなくても効果がありました。私は2kmのビルドアップ走(この場合は1本の中でペースを徐々に上げていく)を3本が限界(間は1分程の休憩のみ)。1本ずつ全力を出しきるのがポイントです。

ロング走に関しては、サブ4狙いなら今の練習で十分過ぎるのではないかと思います。むしろ3.5狙いでもいけるかもしれません。

ひとつ提案したいのが、30~35㎞ロング走翌日、脚を使いきった状態で以下いずれかの練習を行うことです。前日のロング走で培った「地脚」に「定着の高負荷」をかけることにより終盤10㎞の筋持久力を養います。ケガ明けという不安要素も鑑みて、

●5~10km走…レースペースから1kmあたりマイナス5~10秒
●インターバル走…キロ4分45秒~5分00秒で1~3本
●12分間全力走…概ね2,800m

土…ロング走
日…上記のスピード走+ジムで筋トレ1時間半
火…疲労抜きのジョグ5km以上
木…土曜のロング走に向けて5~7kmぺースジョグ

このような感じでのメニューをお勧めしたいです。筋肉がかつてのパワーを思い出してくれるはずです。

質問者さんの場合、すでにケガから2ヵ月経過していて再発もないようですが、以前のパフォーマンスに戻るにはまだ期間が足りないと思います(私の場合ですが、完全に気にならなくなるのに3ヵ月はかかりました)。今はペースが落ちてしまったりしても焦らなくてOK。むしろ30km走ができているので、今そこそこ走り込みができれば、3週間後のレースはそんなに心配しなくても大丈夫なのではないかと思います。

ただ、3週間休んだことにより筋力そのものが落ちてしまっているため、これを強化するために補強トレーニングを行うことが効果的でしょう。
お手軽なのは、スクワット(太もも)、プランク(体幹全般)、クランチ(腹筋)ですね。少ない回数でも、できるだけ毎日やるのがポイントです。あとは、可動域が狭くならないようストレッチも欠かさずやること、ランニングの最後を流しで終えることをおススメします。

私はあまり走れない間は、いつも以上に補強トレーニングとストレッチをしていました(もちろん患部に負担がかからない範囲で)。ふくらはぎで走るわけではないので、結局全身をバランスよく鍛えることが大事になります。

ケガ明けからレースを設定すると、本調子に少しでも近づくための効果的なメニューが知りたくなりますね。ケガに無理のないよう、という点を踏まえて寄せられたアドバイスには、これまで長く走ってきた筋肉のベースができているから大丈夫、というスタンスのものが多く、質問者さんにとっても心強かったようです!





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