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【悩み解決!】足爪浮きと足マメ対策について

2017年5月31日

30km以上走ると、両足の親指内側に大きなマメができます。さらに、両足の人指し指の爪が浮いて(爪下に水ぶくれができ、爪が水ぶくれの上に乗っている感じ)、爪を触るとフワフワして不安定な状態になります。テーピングをしたり、シューズやソックスを変えたりしてみましたが、必ずできてしまいます。いったい何をすればできなくなるでしょうか? (小さな巨人さん・女性・フル4時間33分)

私も以前はよく爪下血腫(そうかけっしゅ/爪の下にできる血豆)をよく起こしました。歩くのも辛かったのを思い出します。血を抜く→爪が浮く→剥がれる→再生、の繰り返しでした。

結局行き着いたのが、靴ヒモの通し方を変えてみること。「アンダーラップ」(靴ヒモを穴の下から上に通しながら結ぶ方法)+「2段ハトメ」(足首に近い部分の補助穴を使って小さな輪をつくり、その輪のなかに靴ヒモを通して締める方法。ヒールロックともいう)です。
<参照>http://runnet.jp/community/beginner/basic/goods/2091918_2635.html

つま先側・足首側をシッカリと結んで、基本的には、はくたび靴ヒモを緩めて締め直しをしています。毎日、足の大きさが微妙に違うので面倒ですが、ケガのリスクを考えて実行しています。
※爪下の水ぶくれは感染症の危険もあるので、面倒ですが病院(外科・整形外科・皮膚科のいずれか)での受診がベターです。

シューズのサイズが合っているか確認を。シューズの中で足が動くと、靴擦れやマメができる原因になります。シューズの中で足が動かないように、靴ヒモは緩みなく締めるようにしましょう。
また、マメができそうな部分に広くワセリンを塗っておくのも効果的です。指と指の間にできる場合は5本足ソックスをはいてみるといいでしょう。

基本的にはマメや黒爪はシューズと足とが擦れてできる障害なので、シューズとつま先が何らかの原因で擦れてしまっているのだろうと推察できます。シューズや靴ヒモの調整のほかに、走り方、とくに下りでつんのめるように走るとつま先に負担がかかるので、身体の重心の、前ではなく真下で着足するように気をつけてみてください。

レースでは余裕がないので仕方がないかもしれませんが、普段の練習では、つま先に余裕をもたせて地面を指でつかむ要領で走れば、指先のマメや黒爪は解消されると思います。

水泡に爪が浮く状態についての問題ですが、靴ヒモを締め過ぎてはいないでしょうか?
強く締め過ぎると、細い指の循環が悪くなって水分だけが残り、むくみのような状態になってさらに摩擦と連続した運動(衝撃)で爪が浮いてくる、とも考えられます。しっかり足首は固定されるけど足先はキツ過ぎない、そのような靴ヒモの結び方をショップなどで確認してみてはいかがでしょう。

私も走り始めたころはマメに悩みましたが、シューズのメーカーを幅広と言われるものに、そして種類を「ワイドタイプ」に変えたらまったくマメはできなくなりました。それまでのものは足幅が合っていなかったようです。
質問者さんもシューズをすでに変えてみたとのことですが、たとえばショップで相談したりしたことはありますか? 今は足を細かく計測してくれるところもありますので、より自分の足に合ったシューズを見つけてください。

自分は、水ぶくれができたときや、つぶれて皮がめくれたときはテープを巻いて対処し、水ぶくれができそうなところにも、あらかじめテーピングで予防しています。距離を踏めば、ある程度マメができるのは仕方がない部分があるのではないかと思います。

おすすめの当座の対策は、ばんそうこうを親指と人差し指の先に貼ること。最初、縦に1枚、それを囲むように横に1枚です。試してみてください。僕はこれで乗り越えて最近はあまり傷めることがなくなりました。

マメと爪に内出血や浮腫が起こる原因のひとつとして、指に変な力が入って指先で踏ん張るような走り方になっていることが挙げられます。その原因として以下の可能性があります。

①シューズのサイズが大きい
シューズが大きくて、靴の中で足が滑ってしまうと、どうしても無意識のうちに指先で踏ん張ってしまします。その結果、ひどい場合は内出血して黒爪になってしまいます。
足の実測値+1㎝の靴をたいてい勧められますが、私は大きすぎると思います。ジャストサイズまたは+0.5㎝のもので良いので、かかとをちゃんと合わせて靴ヒモをしっかり締めてください。あとは、中足部~前足部でちゃんと着地すれば、指先にあまり余裕がなくても靴が当たることはないはずです。

②体幹やお尻を使って走れていない(ヒザから下の筋肉を多用して走っている)
足先で蹴り出すようにして走っていると、指に変な力が掛かることでマメや黒爪になってしまうことがあります。
理想的なのは、足の母指球(親指の付け根)から体重が抜けるように走ること。骨盤をやや前傾させて体幹を立てると足の運びがスムーズになるので、ヒザから下の小さな筋肉ではなく、体幹やお尻の大きな筋肉を使って走ることができます。距離が長くなって疲れがたまってくると、無意識に骨盤が落ちて「足先走り」になりがちですし、体幹の姿勢が保持できていないと、指で踏ん張って姿勢を保とうとしてしまいます。疲れた後半にこそ、体幹とお尻を意識した走りができれば改善できるかもしれません。

マメや水ぶくれ対策には、足を保護するアドベンチャーレース用のクリーム「ガーニー・グー」がおすすめですよ。長い時間、ふやけず乾いた状態の肌をキープしてくれます。試してみてください。

マメも水ぶくれも、できてしまう直接的な原因は足とシューズが擦れること。ではなぜ擦れるのか?という推測として、シューズやソックス選び、そして走り方までさまざまな可能性が探られました! どんな足型や走り方の人にでも共通しそうな、足首をしっかり固定する靴ヒモの結び方は、すぐにでも取り入れたいですね。





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