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【悩み解決】周辺が遅く感じるスタート直後の渋滞。レースの自己申告タイムって何を基準に決めたらいい?

2016年7月14日

ほぼ毎月大会に参加していますが、毎回迷うのが、自己申告タイムです。いつも過去の自己ベストタイムかそれ前後での申告をしていますが、申告どおりだと、はじめの5kmくらいはまわりのペースで思うように走れないことがあります。だいたい同じ走力のはずなのに遅く感じるのです。皆さんは何を基準に申告タイムを決めていますか?
(カルガモ)


スタート直後はどうしても込み合って走りにくいもの。焦らずに安全に走りたいですね

スタート直後はどうしても込み合って走りにくいもの。焦らずに安全に走りたいですね

申込時に、これから練習して速くなると仮定してその分を差っ引いて申告したり、いつまでも昔の自己ベストを申告したりしたこともありましたが、最近は“今自分が走れるタイム”である直近のレースの結果をもとに申告するようになりました。実際のタイムが申告タイムを上回ると、記録が伸びたことになるのでうれしく感じますよ。

スタート時に気持ちよく走りたい場合は、陸連登録して正直な申告で優遇される大会に出たり、参加人数の少ない大会に出るのも良いと思います。スポーツマンシップに則り、正々堂々と走りましょう!

申告についての私の基準は、

1.昨シーズンのベスト
2.トレーニング時の練習ペースから算出
3.コースレイアウトによる調整
4.モチベーションが維持できる目標タイムの設定値

の4点です。
一部の選手で、走力よりはるかに速いタイムでエントリーされる方も少なくはありませんね。
カルガモさんの申告はとても潔く、素敵だと思います。

自己申告タイムは、大会ごとに目標タイムを決めて、そのタイムよりも、少しだけ遅めに申告することが多いです。

これは、自分が「後半にペースを上げる作戦」で走るからです。目標タイムどおりに申告してしまうと、どうしても「前半突っ込んで、後半我慢する作戦の人」や「自分の実力を無視して突っ込む人」に流されて、飛ばし過ぎてしまうためです。

また、スタート直後は身体が軽いため、無意識に実力以上のスピードが出ている場合があります。もしかしたら、周りが遅いのではなく、自分が飛ばし過ぎになりかけている可能性もありますので、その辺りも気にしてみるとよいかもしれないですよ。

マンモス大会ですと、少なからずスタート直後に渋滞が発生し、思うようなペースでは走れません。マラソンの指南書には「スタートからしばらくはスローで」「ウォーミングアップ代わりに」などの記載もあり、これを実行している人もいるでしょうが、単純に人が多すぎて渋滞が発生していると思われます。

若い頃は間を縫うように遅い人を抜きまくっていましたが、蛇行しながらの走行は無駄な力を使うので良くないようです。最近では、渋滞は仕方ない、と割り切り、スタート直後などは歩いています。そこから流れに従い徐々に走り出し、無理にペースを上げず、自分のペースで走れるようになるまで待ちます。ここで焦っても最終的なタイムにはたいして影響ありません。

ハーフで2時間のタイムなら、10km全力で53分くらいでしょうから、短い距離か、練習で後半少しをキロ5分のペースを練習されて、キロ5分でも数km動ける力=1時間45~49分ぐらいで登録します。
現実はこの辺でも最初はタラタラ走るでしょうが、2時間の人が目標を50分切り~1時間55分ぐらいに設定しても問題ないと思います。

明らかに実力に見合わない位置を登録することはマナーの問題もあると思いますし、速すぎるスタート位置は逆に危ないので、その人の伸び率と練習次第でしょうか。
練習が微妙なケースなら、タイムが2時間ぐらいの人なら、無難な1時間57分ぐらいを勧めます。

まあ一言でいうと「申告タイムは卑屈になってはいけない」くらいで良いかと思います。

スタート渋滞を回避するために(実力以上に)前に来ている方は、そもそも前に並ぶリスクを考えてないように感じます。

速度差があると接触、衝突、転倒によるケガ、事故の可能性が高まります。自分よりキロ1分以上速いようなランナーたちと肩を並べてスタートしたら、後ろから追突されて将棋倒し、などといった惨事になりかねません。
安全第一でタイム順スタートにしている意図をよく考えて申告すべきと思います。

多くの人が、走力をはるかに上回るタイムで申告しているのか、正直なタイムを申告すると周りは自分より遅いランナーばかりになる気がしています。こうした現実を踏まえ、私としては「すべてがうまくいった場合に出すことができる最高タイム」を申告しています。ウソにならない範囲の、いちばん良いタイムということです。

もしレース後半に追い越す人数が多いのであれば、もう少し申告タイムを速い時間で申告しても問題ないでしょう。逆に、後半に周りの人に追い越されることが多い場合は、周りのスピードに合わせたほうが後半に体力を温存できる可能性が高いと思います。

自分はわざと1つ下のランクで申告しています。自己ベスト+30分です。
最初の5㎞は渋滞しますが、ここはウォーミングアップと考えてオーバーペースにならないようにし、後半追い上げるのがポイントです。ここで「虚偽申告」していたであろう上のランク層をたくさん追い越すのが楽しみだったりもします。

スタート時の混雑にはうんざりですが、心理的な状態がレースに影響しますから、僕はこんなふうに考えて走ります。
「スタート直後の、はやる気持ちをおさえてくれてありがとう。少しゆっくり入れて今日はいい感じ」

私の場合は、記録を狙いたいときは少し実際より早めに設定し、ゆっくり走りたいときはやや遅めに設定するようにしています。カルガモさんは総合順位が速いようなので、少し実際より早めに申告してみてはいかがでしょうか。

まったくストレスのないスタートを切ることは難しいのかもしれませんが、まわりのペースを想定してレースメイクする、渋滞の心理的負担を軽減するなど、すぐに活用できそうなアドバイスがたくさんありました!





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