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MDCチャレンジャーズ

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週3~4回の練習で1000m2分32秒! 元日本王者のトレーニングとは?

2024年7月04日

MDCチャレンジャーズ東京・舎人大会で優勝した村上康則さん(写真/小野口健太)

MDCチャレンジャーズ東京・舎人大会で優勝した村上康則さん(写真/小野口健太)


6月22日に開催されたランナーズ主催のトラックレース「MDCチャレンジャーズin東京・舎人」の男子1000m40~49歳の部を2分32秒22で制したのは村上康則さん(40歳)。村上さんは富士通の元実業団選手で、2010年には日本選手権の1500mで優勝。順天堂大学時代は、2006年の箱根駅伝4区で区間賞も獲得しています。1500m3分38秒9、5000m13分44秒30の自己ベストを持ち、今も市民ランナーとしてトラックレースを中心に走る村上さんが普段どんなトレーニングをしているのか教えてくれました。

「普段の練習は週3~4回走って月間走行距離は200~250km程度です。テレワークの時は終業後に10kmほど、キロ4分20秒から4分を切るくらいのペースで走っていますが、出社の日は千葉県の自宅から神奈川県まで通勤しているので練習をする時間はありません。平日に練習できるのは2回ぐらいです。

ポイント練習は土日のどちらかは必ずやるようにしていて、MDCチャレンジャーズに向けては400m×5本をリカバリー5分で58秒とか、800m×4本をリカバリー5分で2分10秒などをこなしてきました。少し長めのメニューでは3000m+2000m+1000mをリカバリー3分で8分45秒、5分45秒、2分45秒などもやります」

近年は10月の千葉県民スポーツ大会の1500mと、11月のふくしま駅伝(1区間7~8km程度)に照準を合わせており、今年は10月5日にMDC決勝大会が加わります。

「ふくしま駅伝の3週間前に千葉県民スポーツ大会があるので、近くなったら土日のどちらかはスピード練習、もう1日は20kmジョグをやるようにしています。駅伝シーズン以外でも週末は16~18kmのジョグをしていて、ペースはキロ4分30秒から入って後半は4分を切ります。秋のスピード練習はロードが多く、1km(3分切り)×10本をリカバリー1分とか、2km(5分50秒切り)×3本をリカバリー2分でやったりします。以前、ハーフマラソンを走った時は15000m変化走(3000mをキロ3分10秒ペース→2000mを3分30秒ペースで3セット)などもこなしました。平日に10kmしか走れないので、週末にロングジョグをすることでキロ3分ペースを7~8km維持できるようにしています。今年はMDCの決勝大会(1000m)があるので、そこでは2分30秒は切りたいですね」

2016年3月に現役引退後はハーフマラソンやフルマラソンに出た時期もありましたが、今はトラックなど短めの距離に専念しているそうです。

「引退後はマラソンを3回ほど走りましたが、やっぱりトラックのほうが自分には合っていますし、身体への負担が大きいのでやめました。引退後のベストは2時間21分55秒です(現役時代は2時間19分30秒)。1年間まったく走らない期間もありましたが、娘(美優さん=2024年世界クロスカントリー選手権U20女子6km19位)が陸上を始めたので、練習を引っ張れるように走ることを再開しました。今は特に目指しているものはなく、ただ楽しく健康に走れたらいいと思っています。続けているのは単純に走ることが好きだからです。走らないと何だか身体が気持ち悪くて、追い込んだ練習をしないとスッキリしません。現役時代と比べたらはるかに走力は落ちていますが、ある程度のレベルを維持していれば大会に出ないかと声をかけてもらえるので、それはモチベーションになってます。マスターズ陸上に誘われることもあって、800m、1500m、3000mの年代別日本記録は狙えそうなので、そちらも少し視野に入れています」



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