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RUNNET TRAIL

トレラン・レースリポート

  • ウルトラトレイル・マウントフジ(通称:UTMF)

開催日: 2015年9月25日(金)~27日(日)
開催地: 山梨県・静岡県
UTMF(約170.3km): 出走者数1,368人、完走者数567人/STY(約80km): 出走者数976人、完走者数856人

写真提供/NPO法人 富士トレイルランナーズ倶楽部

完走率41.5%! 全長170km超の最難関レースに
トレイル歴3年の女性バイオリン講師が挑戦!

サポートのおかげ

今回私が完走できたのは間違いなく手厚いサポートのおかげです。雨の中、長時間、長距離に渡り選手の先回りをして待機し、サポートするのは選手以上に大変です。感謝しきれません。
当初は2カ所のエイドに預けた荷物を持ってきて欲しい、話相手になって、というお願いでしたが、結局はサポート可能な全エイドで待機してくれ、「何食べる?」と食事の用意から荷物の準備、時間管理にマッサージと、何から何までしてくれました。私は何も考えず、エイドでは食べて、喋って、笑って、また次のエイドに動くだけで良かったのです。
エイドに入ってサポートエリアでお世話してくれる人はルールで1人と決められていますが、その裏でたくさんの仲間がいろいろな手伝いをしてくれました。チームワークが素晴らしかった(そのグループメッセージは大量で、帰宅後に読んだら本当に有難くてボロボロ泣いてしまいました)。
みんなが次のエイドで笑顔で迎えてくれるので、早く着かなきゃと頑張れたし、楽しみでした。
また、途中から同じチームに所属し、100マイルを常に完走している由田さんと一緒に行動できたのも心強かったです。
本当に仲間に支えられてここまで来られました。これはもう自分だけのゴールじゃないので、みんな一緒にゴールゲートをくぐってもらいたい。最後のトレイルを下りた時にメールしました。
『みんなでゴールしたいです!』

途中から同じチームに所属するベテランランナー 由田さんと一緒にはしれたのが心強かった
途中から同じチームに所属するベテランランナー
由田さんと一緒にはしれたのが心強かった


完走できたのはサポートしれくれた仲間のおかげ だからこそ、みんな一緒にゴールしたかった!
完走できたのはサポートしれくれた仲間のおかげ
だからこそ、みんな一緒にゴールしたかった!

エイド滞在時間は自分でも驚きの11時間!

今回、私が立てた作戦は「移動は頑張り、エイドではのんびり」。事前に試走できる区間は全て試走をして、目安のタイムを割り出し、細かい計画表を作りました。どこで何をする、何を食べる、サポートにお願いしたい事なども書き込みました。こんなに長い距離は初めてで、計画を立てるのがすごく大変でした。
実際のレースでのタイムと比べると、(渋滞は除いて)最後までペースは落ちず、むしろ試走よりも早いくらいで行動出来ました。 反省すべきは予定以上、なんと合計11時間もエイドに滞在していたこと(笑)。「エイドではのんびり」という作戦だったとはいえ、さすがにのんびりし過ぎました。
こうして、念願のUTMF富士山ぐるり、仲間のサポートのおかげで完走できました!! 初めての100マイル。44時間45分3秒、苦しいことも感動も、いろいろあって楽しかった! 何よりチームワークが! そしてこのお祭りのような大会の雰囲気が! ウルトラレースは長い旅をしているみたいだなと思いました。本当にいい経験をさせてもらいました。サポートしてくれたメンバーに、大会スタッフやボランティアの方々に、応援してくれた沢山の人に、感謝の気持ちでいっぱいです。
100マイルなんて一生に1回だけでいいと思っていたけど、終わってみると楽しくて、また出たいなと思ってしまいました。でも今回は仲間にお世話になったので、この素晴らしい経験、次の人にも!来年はサポート側に回ろうと思います。

応援しサポートしてくれた多くの仲間と記念撮影。来年は、この中のだれかのサポートにまわるかも
応援しサポートしてくれた多くの仲間と記念撮影。来年は、この中のだれかのサポートにまわるかも

リポーター/渡辺 真理さん(33歳)

リポーター/渡辺 真理さん(33歳)

静岡県富士市出身(UTMFのコースにもなっている)。
音大卒業後、バイオリン講師を務める。
休日は登山や旅行を兼ねて離島でのマラソン大会出場などを楽しんでいたが、トレイルランを知り、一石二鳥だと飛びつく。トレラン歴は3年。





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