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ハーフマラソン旅をたしなむ58歳、照義。
いよいよ10月4日(日)、札幌マラソン当日を迎えた。
(⇒ 前日の様子はこちら ~札幌マラソンDAY1~)
昨晩は本場のジンギスカンを楽しみ、ついついビールにまで手を出してしまった。
でも、朝起きると意外なほどすっきりしていた。
今朝は快晴。気温もそれほど上がらず、絶好のマラソン日和だ。
目標は1時間50分。調子が良ければ50分切り、とした。
会場の真駒内セキスイハイムスタジアムに到着。久々のレースに気分も高揚する
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芝生の上にて着替え、ストレッチ。スタンバイは順調だ
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9時20分、札幌マラソン(ハーフ)の第1ウェーブがスタート。
コースは、前半約9kmまでが下り基調。序盤から気持ちよくペースが上がる。
だが、調子に乗ってはいけない。後半の上りに備え、最初の5kmは抑えなくては。
50mほど前方に「1時間50分以内」のペーサーと、それに続く集団を発見。
無理に追いつくことはせず、帽子に付いている青い風船を視界に入れて走る。
この大会には大きな特徴がある。給水所に紙コップがないのだ。
ランナーはマイカップやマイボトルを持ち、給水所ではウォータージャグから自分で水を注ぐ。
だから、紙コップが路上に散乱することも、水で路面がびしょびしょになることもない。
環境に優しく、合理的な仕組みだ。
ただ、立ち止まってカップに水を注いでいる間にも、ペーサーは走り続けている。
「あ、また離れた」
前方で揺れる青い風船が、少しずつ遠ざかっていく。
しかし、焦ってペースを上げれば後半にツケが回ってくる。ここは我慢だ。
7kmを過ぎると、大通公園からすすきのへ。コースのハイライトとも言える札幌の目抜き通りだ。沿道から大勢の観客が応援してくれる。
まだ半分も走っていない。いや、もう7kmも走ったのだ。
どちらにしても、今は気分がいい。このままずっと走っていたい。
ところが、15kmを過ぎると、少しずつ身体が重くなってきた。明らかに異変を感じる。
そして残り5km。
急激に身体から力が抜け、ペースダウンが抑えられなくなった。
頭をよぎったのは、昨晩の飲酒だ。まさか…脱水症状?
もちろん原因は分からない。だが、昨晩の自分に忠告したい。
「追加のレモンサワーはやめておけ」
後ろから次々とランナーに抜かれていく。
もう、1時間50分切りは難しいだろう。目標を「とにかくゴールする」に変更だ。
ようやくスタジアムへ入り、フィニッシュゲートをくぐる。1時間52分。
達成感より疲労感でいっぱいだ。しばらくフェンスにつかまったまま動けない。
手渡されたスポーツドリンクを一気に飲み干した。
照義、渾身のフィニッシュ
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着替えて一段落すると、大会のコラボビール「札幌マラソンおつかれエール」を買うため、長い列に並んだ。
暖かな日差しの下、ひとりで乾杯する。
気温も上がり、冷たいビールが染み渡る。
目指すはやっぱり「おつかれエール」
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今日イチの笑顔
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昨夜のアルコールは失敗、だったかもしれない。
でも、完走後の一杯は別問題だ。うまい。実にうまい。
やはり、レース後に飲むビールが一番だ。
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この、瞬間。もはや言葉は要らない
この日はもう1泊する予定だったので、日没時間に合わせて藻岩山へ。
「北海道三大夜景」の一つ、山頂からの夜景を見るためだ。
空が真っ暗なほうが夜景はきれいだが、街が夜景に変わっていく姿を見てみたかった。
ロープウェイとミニケーブルカーを乗り継いで山頂へ。
外へ出ると、寒い…。
日が落ちてから、完全に暗くなるまで、30分は待っただろうか。
街に、明かりが、少しずつ増えていく。
札幌の夜景が完成しつつあった。
寒さに耐えながら、その瞬間をまぶたに焼き付けた。
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ジャパンプレミアハーフシリーズの旅も、そろそろ最終レースを迎えようとしている。
走る、そして楽しむ。
旅の時を至福の瞬間で包んでくれた札幌。
次なる照義の舞台は、東京である。
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