ランナーズonline

ふくい桜マラソン優勝者はフルタイム勤務の実業団選手「週3日朝5時半から2時間30分ジョグをしてきました」

2025年3月31日
自己ベストでフィニッシュする小林選手
自己ベストでフィニッシュする小林選手

3月30日に福井県で開催されたふくい桜マラソン2025には1万1924人のランナーが出走し、1万1403人が完走しました(マラソンの部)。
このレースを2時間16分37秒で優勝したのは実業団「新電元工業」所属の小林航央選手(28歳)。「目標の2時間16分30秒にはわずかに届きませんでしたが、優勝はうれしいです。起伏も少なくて応援も多く走りやすかったです」と笑顔を見せました。

新電元工業は埼玉県に拠点を置く実業団ですが、勤務は9時から17時半のフルタイムで「市民ランナーと同じような条件」(小林選手)。週2回の集合練習以外は各自での練習がトレーニングが中心だといいます。
「仕事後は1歳半の長男の面倒を見るため、練習をするのは朝が中心です。この大会に向けては月、火、金の週3日朝5時半から2時間30分ジョグ(キロ4分40秒前後)をしてきました。あとは15kmのジョギングや土曜日に行う高強度練習(キロ3分の3km×5本やキロ3分6秒の20kmペース走など)で、30km走や40kmは行いませんでした。私は人事部に所属していて4月1日以降は新入社員研修担当として練習する時間がとれなくなるのですが、マラソン後ならどうせ練習はオフになる、と考えてこのレースへの出場を決めました(笑)。専門は1500m走なので、次の目標は7月の日本選手権です」

市民ランナーへのアドバイスとして、
「マラソンはすごい練習をするのではなく、継続してトレーニングを積み重ねることが大切です。それを意識し、体調と相談しながら練習していってください」と話してくれました。


大会プロデューサーの大迫傑選手(前列右から2人目)も市民ランナーたちとともにスタート
大会プロデューサーの大迫傑選手(前列右から2人目)も市民ランナーたちとともにスタート


※こちらから記事検索ができます。

ランナーズ11月号 9月22日発売!


100km→200kmでフルが30分速くなる
月間200kmの底力

ランニングアプリ「TATTA」ユーザー4748人のデータを分析して判明したのは、月間100kmから200kmに増やすとフルマラソンのタイムが30分速くなる! そして月間200km走破者の89.7%がサブフォー、66.4%がサブ3.5をしていました。
実践者の到達法を参考に、あなたも月間200km走破を目指してみませんか?

短期連載 100日間でサブフォー達成!
61~90日目の目標は「ハーフマラソンを徹底攻略」

今秋のフルマラソンに向け「100日間でサブフォー達成」を目指す企画。今号は「61~90日目の頑張りトレーニング」を解説します。
走るショップ店員がお勧めする「サブフォー達成シューズ」も必見です。

現代日本では必須!
「暑い秋」のレース対策

今や10月、11月でも晴れた日は20℃以上になることも珍しくなく、秋のレースでも暑さ対策は必須。本特集では、北海道大学陸上競技部の瀧澤一騎監督、マラソン完走クラブの中田崇志コーチらが指導や自身の経験をもとに「暑いレースでも当日快走するためのテクニック」を伝授します。



本誌購入は年会費7,800円「ランナーズ+メンバーズ」がお勧め!

「ランナーズ+メンバーズ」は毎月最新号が自宅に届く(定期購読)だけでなく、「デジタルで最新号&2011年1月号以降が読み放題」「TATTAサタデーランが年間走り放題」「会員限定動画&コラム閲覧可」のサブスクリプションサービス! 年会費7,800円の超お得なプランです。



※こちらから記事検索ができます。

「ランナーズonline」 一覧に戻る