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月刊ランナーズ編集長と編集部員が、最新号の見どころや誌面で紹介できなかった裏話を語り合います。
行場竹彦
月刊ランナーズ編集長。月間走行距離は約600km。2月23日の姫路城マラソンで2時間22分53秒の2位となり、翌日は雪の中大阪マラソンを取材。その後体調を崩した。
斎藤絵美
月刊ランナーズ編集部員。子育てしながら走るママさんランナー。誌面でも紹介した「頑張らない筋トレ」効果で、1月の大阪国際女子マラソンで2時間51分37秒と5年ぶりに自己ベスト更新。
◎特別企画 世界のレジェンドたちに聞いた「究極のMy Training」
2時間49分で走る女子60代世界記録保持者や40年連続サブスリー達成者、トレイルランナーの鏑木毅さんなど各国のレジェンドランナーたちが「加齢に打ち克つためのマイトレーニング」を紹介。真似するのは難しくても、その考え方は参考になる内容です。
行場 5月号では70代でサブスリーをしたアメリカのジーン・ダイクスさん(76歳)や75歳以上世界記録保持者のジーニー・ライスさん(76歳)、2時間49分の60代世界記録保持者であるジェニー・ヒッチングスさん(61歳)、鏑木毅さん(56歳)、川内優輝選手(38歳)、40年連続サブスリーを達成した日吉一郎さん(60歳)といった国内外のレジェンドランナーたちが登場し、それぞれがトレーニングを紹介してくれました。ジーンさん、ジーニーさん、ジェニーさんは斎藤さんが取材されましたね。
斎藤 いずれも以前のオンライン取材で個人的につながりができ、東京マラソンでの来日に合わせて取材しました。ジーンさんは4月にアリゾナの500kmレースに挑戦するそうで、チャレンジ精神がすごい。ジーニーさんは「世界記録更新は必ずできる」と自信を持っていました。ジェニーさんは東京で年代別優勝を狙っていたので「日本の60代は誰が速いの? マリコ(弓削田眞理子さん)は出るの?」と何度も聞かれました(笑)。
行場 やっぱり速いランナーは闘争心にあふれていますね(笑)
![]() 40年連続サブスリー達成者の日吉一郎さんにプロランナーの川内優輝選手がインタビュー!
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行場 トレーニングについては誰のものが印象に残りましたか?
斎藤 ジーニーさんの「毎週距離を変えて行うスピード走」ですね。76歳で毎週スピード走をしているのも驚きましたし、100m×16本や200m8本から2マイル走(3200m)までメニューを変化させるのが面白いなと。マンネリ化を防いでいるのが加齢に打ち克つ秘訣かもしれません。
行場 ほぼ毎週トレッドミルで同じ練習メニューしかしていない私には耳の痛い話です。加齢に打ち克つと言えば、鏑木毅さんの階段トレーニングも面白かったです。斎藤さんとともに私も取材同席しましたが、あれだけ角度のある階段を一段飛ばしで何回も駆け上がれるとは! 横で歩くだけで息が上がってしまいました。私自身、今シーズンはマラソンペースであるキロ3分20秒の余裕度が下がってきていますから、4月の長野マラソンが終わったら階段ダッシュしたいです。
斎藤 年齢を重ねるとどうしてもスピードが落ちるし、短い距離では全力を出し切れないですよね。しかし、階段を駆け上がれば重力の負荷もかかるので必然的に大きな力を出すことになるそうです。詳しいメニューは雑誌を見ていただきたいのですが、鏑木さんは階段ダッシュを多い時は週5日もやっているというのも驚きました。心身の強さもさすがだなと。私は自己ベストが2時間51分なので、40年連続サブスリーを達成した日吉一郎さんと川内優輝選手の対談が興味深かったです。毎週末ロング走とスピード走を実践する日吉さんのセット練習は真似するのが少し難しいですけど……。
行場 川内選手が生まれる前から日吉さんはサブスリーを続けているのがすごいですよね。対談中に挙げられた「40年連続サブスリー」要因の一つが、日吉さんは本命の別府大分マラソン(2月)が終わってから9月まで練習量を極端に落とす生活を長年続けていたこと。仕事の都合もあってそうなっていたそうですが、川内選手は海外のトップランナーにもしっかり休養する人が多いことから「オーバーホールができて故障が抑えられたのでは」と話していました。
斎藤 やはりレジェンドたちの思考、トレーニングからは学ぶことが多いですね。最後に、忘れてならないのが、今号で増田明美さんと対談している91歳のランナー、北畑耕一さんが毎日実践している股割りとしゃがむストレッチ。その効果が立ち姿にも表れているので、ぜひ誌面でお姿を見てほしいです。
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