![]() 昨年12月の100km世界選手権を走る山口純平選手(写真/エルドレッソ提供)
|
国際ウルトラランナーズ協会(IAU)は、2024年のIAUアスリート・オブ・ザ・イヤー の受賞者を発表し、男子部門では100km日本記録保持者の山口純平選手(ELDORESO)が受賞しました。この賞は、その年の世界のウルトラマラソンで卓越した成果を上げた男女各1名に贈られるもの。山口選手は、2024年12月7日にバンガロール(インド)で開催された第32回IAU100km世界選手権で6時間12分17秒で金メダルを獲得しました。
IAUアスリート・オブ・ザ・イヤーの選考では、男子11名・女子12名の候補者の中から投票が行われ、山口選手は43.0%でトップの得票率を獲得しました。日本人選手が受賞するのは、石川佳彦選手(2017年)、仲田光穂選手(2023年)に続いて3人目です。
順位 | 選手名(国籍) | 得票率 |
---|---|---|
1位 | 山口純平(日本) | 43.0% |
2位 | Matthieu Bonne(ベルギー) | 27.8% |
3位 | Amar Singh Devanda(インド) | 11.5% |
山口選手は、国士舘大学を卒業後、ランニングアパレルブランド「ELDORESO」を展開する株式会社タイムマシーンに所属。アスリートスタッフとして勤務しながら競技活動を続けています。100kmの自己ベスト6時間6分7秒は現在日本歴代1位、世界歴代2位。今回の受賞について次のようにコメントしました。
「今も受賞の実感はないですが、世界選手権で金メダリストになってようやく世界で認めてもらえたような気がします。今年の一番の目標は、100km世界記録(6時間5分35秒)の更新です。2月16日の高知龍馬マラソンでは調子が良くない中でも 2時間20分10秒で優勝でき、地力がついたと感じています。フルのペースである3分15秒前後で余裕が持てれば、100kmの3分40秒切りのペースでもっと余裕が持てると思っているので、この後は3月にフルを2本走る予定です。そこで、できれば自己記録(2時間16分31秒)を更新したいですね。引き続き世界記録更新を目標に取り組んでいきたいです」
********
ランナーズ3月号では、「100kmに挑戦したことで人生が変わった」と語った山口選手の100km世界選手権後のインタビュー記事を掲載。ぜひご覧ください。
※こちらから記事検索ができます。
ランナーズ8月号 6月20日発売!
ハーフマラソン1歳刻みランキング発表!
あなたは中間タイム(男性1時間57分、女性2時間13分)より速い?
2024年4月~2025年3月に開催されたハーフマラソンの完走記録データを集計した「2024年度ハーフマラソン1歳刻みランキング」を月刊ランナーズ8月号で発表しました。
年齢ごと上位100位の名前とタイム、各大会の完走人数や中間タイムなどを掲載しています。ぜひご覧ください。
レース攻略法&札幌ガイド
「北海道マラソンを楽しみ尽くす!」
月に開催されるフルマラソン「北海道マラソン」。夏のレースに挑戦するランナーに向けた「事前の準備」や「当日の攻略法」「打ち上げにピッタリのお店」など、レースの前後を含めて楽しみ尽くすための情報をまとめました。
今、ハーフマラソンが熱い!
ハーフマラソンランキングとあわせ、もっとハーフマラソンを楽しむための特集として対象125大会を特徴別に分類した「大会ガイド」や「ハーフを極めてフルが速くなるためのトレーニング法」「タイムの価値が分かる!? ハーフマラソン偏差値」も掲載。ハーフマラソンを満喫するための1冊となっています。
本誌購入は年会費7,800円「ランナーズ+メンバーズ」がお勧め!
「ランナーズ+メンバーズ」は毎月最新号が自宅に届く(定期購読)だけでなく、「デジタルで最新号&2011年1月号以降が読み放題」「TATTAサタデーランが年間走り放題」「会員限定動画&コラム閲覧可」のサブスクリプションサービス! 年会費7,800円の超お得なプランです。
※こちらから記事検索ができます。