國學院大を強豪校に育て上げた前田康弘監督(中央、写真/軍記ひろし)
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来年1月2~3日に開催される第101回箱根駅伝。10月の出雲駅伝、11月の全日本大学駅伝は國學院大が制し、箱根では初優勝と“大学駅伝3冠”がかかります。
発売中のランナーズ2月号では前田康弘監督を独占インタビュー。かつては箱根駅伝予選会をなかなか突破できなかった國學院大を、大学駅伝で優勝を争う強豪校へと育て上げた方法や、選手との信頼関係を築く上で心がけていることを教えてくれました。
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――若い選手とのコミュニケーションで意識していることは?
前田 お互いノーガードで打ち合うぐらいのイメージで話します。それが一番大事。上辺だけの薄い関係ではなく、思ったことは隠さず伝え、相手をノーガードにさせて、本人の本音をちゃんと聞き出せる関係を作りたいなと思っています。
――選手との距離感は。
前田 こちらが相手を信頼しているという球を投げることが大事だと思うんですよ。直接言わなくとも、お前に任せるというニュアンスを伝えて。発言と行動が伴っていないような選手には、そういう安い言葉は一切言いませんが。ウチのトレーナーは、技術面5段階、取り組み面4段階の評価シートを作り、その2つを融合した評価をフィードバックしてくれます。また、マネージャーや学年長、主将にも話を聞きます。その中で、この選手は走れてはいないが、補強運動などはしっかり取り組んでいるという情報が入ってくれば、こちらがかける言葉も変わってきます。複数の視点を踏まえて発言するようには心がけています。
――社会人経験が今の指導に結びついていることは。
前田 一番勉強になったのは父の会社を継いだ経験。大手建設会社から電気工事系を請け負う会社で、初めはマンションの電気設備をする下請け会社の親方について修業しました。そこでは大工、鉄筋屋、設備屋、電気系などさまざまな立場の人々がチームとしてまとまっていて、組織作りの勉強になりました。一方で夕方からは電気設備の国家資格を取るために学校に通いました。その最中に父が亡くなり、会社を整理せざるを得ず、従業員の再就職先を探したり、残った仕事をやり遂げたりと何から何までやりました。それから私自身も転職活動をして、複数の企業から内定をもらいました。そんな経験が今につながっているところもあるのかなとは思います。
(ランナーズ2025年2月号より抜粋)
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ランナーズ2月号では前田監督が箱根駅伝での勝負のポイントなども語っています。ぜひご覧ください。
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