![]() 取材日は練習会で1km10本を3分15秒前後でこなした(右が吉永さん)
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現在発売中のランナーズ1月号では、フルマラソンのタイムを元に5歳刻みの年代・性別ごとに算出した「マラソン偏差値」の一覧を掲載しています(2023年度全日本マラソンランキングを元に作成)。
ここでは偏差値75を超えている男性の中から、昨年度61歳だった静岡マラソンを2時間39分20秒で走り、偏差値75.44となった吉永倫英さん(62歳)の記事を抜粋して紹介します。
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男性の40歳以上で偏差値75を超えているのはわずかに8人。このうち、最も若いのが吉永倫英さんだ。フルマラソンの完走はまだ7回ながら、年齢別1位を4回獲得。今回の記録が自己ベストだという。「フルは5年ぶりだったのですが、厚底のおかげかベストが出ました。(1位獲得の)打率はなかなかのものでしょう(笑)」
そんな吉永さんの走力を支えているのが、自身がメニューを作成している毎週木曜日に開催する練習会「草薙激走会」だ。20代から70代のランナーまで在籍し、年齢別5位以内が7人いる。ここでは「ライバル」の40~50代ランナーたちと1km×10本や5kmタイムトライアルなどで切磋琢磨。厚底シューズを着用するようになった60歳ごろから走力がアップし、還暦後の最高は5kmが16分6秒、10kmが32分58秒だという。
「みんな会に入った頃は私より遅かったのにどんどん追い抜かれてしまった。まだまだタイムでも勝負したいけど、偏差値で比べるのも面白いかもね(笑)」
翌金曜日に90~120分のロングジョグを行い、月曜日にもペース走やロング走のポイント練習。その他の日は短めのジョギングが中心。月間走行距離は300km前後だ。
「以前はマラソン前400~500km走っていたのですが、19年から故障が続いてスタイルを変えました」
その分、自宅から経営するタイヤショップまでの約5kmを自転車で往復。時には遠回りして28km走ったり、坂を自転車でダッシュすることもあり、月300kmは走行しているという。
「年齢を言い訳にせず、若いランナーに負けても悔しいという気持ちは持ち続けたいです。そして、来年の静岡は今年より速く走りたい。そうしたら偏差値ももっと上がるかな」
吉永さんのより詳しい記事はランナーズ1月号をご覧ください。
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練習変えずにフルが5分速くなる(?)
「ランナーよ、ピッチを上げろ!」
1月の大阪国際女子マラソンで日本人トップの2位に入り、世界陸上の日本代表に選出された小林香菜選手は1分間のピッチ数が220以上。取材を行うと、「ピッチを上げる」ことは市民ランナーがタイムを上げるのに適した方法でした。特に中高年ランナーの皆さんはピッチ増によるタイム短縮の可能性大! 速くなりたいランナー必読です。
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