ランナーズonline

大学駅伝2冠・國學院大の前田監督が語る「箱根に出られなかった選手が目指す大会」とは?

2024年11月20日
神奈川マラソンは大学生ランナーと同じレースを走れる
神奈川マラソンは大学生ランナーと同じレースを走れる

今年も大学駅伝のシーズンが始まりました。10月の出雲駅伝、11月の全日本大学駅伝、正月の箱根駅伝は「大学三大駅伝」と呼ばれますが、今年は出雲・全日本の両大会で國學院大學が優勝。史上5校目となる3冠に王手をかけています。

ただし、駅伝を走れる人数は出雲が6人、全日本は8人、箱根は10人。特に箱根駅伝は12月10日にエントリーメンバーの16人が登録されるため、國學院大學の前田康弘監督は「エントリーに入れなかった選手のモチベーションをどう維持するかが大切」と話します。対策としてエントリー外の選手にも次に目指す大会を設定しているそうです。その一つが2月初旬に開催される神奈川マラソンです。

「神奈川マラソンは、箱根駅伝に出られなかった3年生以下のメンバーへ次の目標を与えるために活用しています。開催が2月上旬なので、12月と1月も気を抜かず練習できますし、青山学院大や駒澤大、中央大など箱根常連校の学生も出場するので気合が入り、コースもフラットで記録も狙えます。初めてハーフを走るような若い選手の経験値を高めるレースとして適していますね」(前田監督)

箱根駅伝ファンにとっても魅力のある大会とのことです。

「箱根が終わって約1カ月後で、まだ熱が冷めていない時期に、常連校の選手たちがたくさん走ります。ランナーでしたら、出場して学生選手たちのスピードを肌で感じることができますし、すれ違いざまに複数回応援することもできます。選手たちからも『走っているランナーからたくさん応援してもらった』とよく聞きますね。学生にとっても、市民ランナーにとっても、お互いがいい関係になれる大会だと思います」

2025年の神奈川マラソンは2月2日(日)に開催予定。現在エントリーを受付中で、締め切りは11月29日(金)です。

現在発売中のランナーズ12月号では前田監督が神奈川マラソンについてより詳しく紹介しています。

國學院大學の前田康弘監督(写真/軍記ひろし)



※こちらから記事検索ができます。

ランナーズ11月号 9月22日発売!


100km→200kmでフルが30分速くなる
月間200kmの底力

ランニングアプリ「TATTA」ユーザー4748人のデータを分析して判明したのは、月間100kmから200kmに増やすとフルマラソンのタイムが30分速くなる! そして月間200km走破者の89.7%がサブフォー、66.4%がサブ3.5をしていました。
実践者の到達法を参考に、あなたも月間200km走破を目指してみませんか?

短期連載 100日間でサブフォー達成!
61~90日目の目標は「ハーフマラソンを徹底攻略」

今秋のフルマラソンに向け「100日間でサブフォー達成」を目指す企画。今号は「61~90日目の頑張りトレーニング」を解説します。
走るショップ店員がお勧めする「サブフォー達成シューズ」も必見です。

現代日本では必須!
「暑い秋」のレース対策

今や10月、11月でも晴れた日は20℃以上になることも珍しくなく、秋のレースでも暑さ対策は必須。本特集では、北海道大学陸上競技部の瀧澤一騎監督、マラソン完走クラブの中田崇志コーチらが指導や自身の経験をもとに「暑いレースでも当日快走するためのテクニック」を伝授します。



本誌購入は年会費7,800円「ランナーズ+メンバーズ」がお勧め!

「ランナーズ+メンバーズ」は毎月最新号が自宅に届く(定期購読)だけでなく、「デジタルで最新号&2011年1月号以降が読み放題」「TATTAサタデーランが年間走り放題」「会員限定動画&コラム閲覧可」のサブスクリプションサービス! 年会費7,800円の超お得なプランです。



※こちらから記事検索ができます。

「ランナーズonline」 一覧に戻る