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左からパリオリンピックに出場した赤崎暁選手、田中希実選手、田中佑美選手
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今夏のパリオリンピックに出場した男子マラソン6位の赤崎暁選手(九電工)、女子1500m・5000m代表の田中希実選手(NewBalance)が10月18日、東京・国立競技場で行われたイベント「Team NB Athletes Special Talk Session」に女子100mハードル代表の田中佑美選手(富士通)とともに出席し、オリンピックについて振り返りました。
赤崎選手は「(レース終盤に)平坦になってから離されたのは走力の差があったと思いますし、距離を踏むことも大事ですが、しっかりとトラックのスピードを磨かないと世界との差は縮まらないと思っています」と話し、田中希実選手も「ラスト勝負になった時に離されてしまうのは、精神面だけじゃなくて技術的なところからもっと埋めていくべきなんじゃないかと考えています」と、両選手ともスピード強化を課題に挙げました。
また、レース前のリラックス方法についても語り、赤崎選手は「あまりレースで緊張することはなく、平常心で挑めることが多いのですが、唯一、スタート前に心を落ち着かせるためにまず息をすべて吐いて、その後に深く深呼吸をしています」と明かしました。
田中希実選手は「私はいろいろ考えすぎてしまう性格なので、変に考えすぎるのを中止するためにも、あえて寝るようにしています。起きるタイミングが難しいのですが、ちょっとボヤッと寝ぼけているぐらいのほうが、精神的には緊張とリラックスの中間になってることもあるので、考えすぎてしまう人にはいいんじゃないかと思います」と、最近の取り組みを紹介しました。
田中佑美選手は「リラックスとは違うかもしれませんが」と前置きしつつ、「レース直前はいつも『心は熱く、頭は冷静に』と自分に言い聞かせています。それと、『自分が主人公だ』という気持ちで、自信を持って振る舞うようにしています」と話していました。
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