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多くのランナーが目標にしているサブフォー。昨年度の全日本マラソンランキングで最年長サブフォーとなったのは、80歳で4時間切りを果たした北海道の片石祐一さんでした。
7月22日(月)に発売するランナーズ9月号では「レースをトレーニングにしている」という片石さんのレースを使った走力アップ法を掲載していますが、ここでは普段のトレーニングについて紹介します。
片石さんが走り出したのは45歳の時。「友人に誘われて青梅マラソンを走ったらハマった」と毎日皇居を4~5周するようになり、47歳のつくばマラソンでは2時間51分の自己ベストをマークしました。その後は故障等で記録が伸びませんでしたが、55歳で定年を迎えて北海道に帰って練習量を増やすと走力が戻り、60~62歳には3年連続でサブスリーで走ったといいます。76歳には全日本マラソンランキングで初の1位に輝きましたが、以後は足首の骨折や半月板損傷、脳梗塞を経験。「医師からはもうマラソンはできないといわれたけど、ウォーキングから始めてまた走り出しました」
昨年の東北みやぎ復興マラソンではそういった出来事から復活して3時間59分39秒をマークし、23年度の全日本マラソンランキング80歳の部で1位となりました。「1位になれてビックリ。とてもうれしかったです」
そんな片石さんのトレーニングのポイントは「5kmを全力近くで走ること」だといいます。現在はほぼ毎日自宅の近くで15kmのジョギングを行っており、その途中5kmを全力近くにペースアップ。「1kmごとにタイムをチェックして走ります。目標は25分。26~27分かかってしまうことも多いけれど、スピードを上げて走ることでフルマラソンへの余裕度が生まれます。また、自分の体調や調子も把握することができます」
今年も目標はサブフォー。「それほど自信はないけれど、昨年より1秒でも速く走りたいと考えています」
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練習変えずにフルが5分速くなる(?)
「ランナーよ、ピッチを上げろ!」
1月の大阪国際女子マラソンで日本人トップの2位に入り、世界陸上の日本代表に選出された小林香菜選手は1分間のピッチ数が220以上。取材を行うと、「ピッチを上げる」ことは市民ランナーがタイムを上げるのに適した方法でした。特に中高年ランナーの皆さんはピッチ増によるタイム短縮の可能性大! 速くなりたいランナー必読です。
春から実践! 速くなるダイエット×15
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