ランナーズonline

新谷選手が重視するトレーニングのポイントとは? アディダスのイベントで明かす

2024年6月04日
普段のトレーニングについて明かした新谷仁美選手(中央)
普段のトレーニングについて明かした新谷仁美選手(中央)

女子1万mとハーフマラソンで日本記録(30分20秒44、1時間6分38秒)、マラソンで日本歴代3位のタイム(2時間19分24秒)を持つ新谷仁美選手が5月30日、東京・駒沢オリンピック公園総合運動場で開催されたアディダスジャパンのイベント「adidas ADIZERO SL 2 ATHLETE SESSION」に出席し、普段どんなトレーニングをしているのかを語りました。

「練習は1日に3回です。まず早朝に走り、午前中はフィジカルトレーニング。ランニングという動作に必要な身体の準備をします。午後も夕方などに走ります。朝練習は身体を休める日と、試合を想定したハードな練習という2つのパターンに分かれ、午後の練習はほぼジョグ。私は朝にしっかり練習してからご飯を食べることにしています」

新谷選手の月間走行距離は800~900km。「トレーニングの7~8割はジョグ。ジョグの質をどれだけ上げられるかが大切」と話します。

「ジョグはリラックスして行うことが大前提で、レースやハードなトレーニングのような緊張感を持つ必要はありません。一方で、ただ身体を休めるためではなく、テンポ良く一定のリズムで走ることも大事です。速く走ればいいというわけではないのですが、次のハードな練習で身体が動くように、自分が気持ちいいなと思えるペースで走るのが良いと思います」

そして、新谷選手がトレーニングで主に使用しているシューズが「アディゼロSL」。イベントでは6月1日の発売に先駆けて新作の「アディゼロSL2」が発表されました。

「私はずっとSLが好きで、練習のメインシューズとして愛用しています。それが今回アップデートされて、さらに柔らかさを感じるようになりました。ジョグで使うと次の日も疲労を溜め込まずに動けますし、スピードも出せるのでペース走やトラック練習、走力によってはレースでも使える、本当にお勧めのシューズだと思います。私はレースの時は(厚底の)アディオス プロ3をはくのですが、筋力がないと使いこなすのが難しいので、練習では一切使わずにSLで身体を作るようにしています」



※こちらから記事検索ができます。

ランナーズ9月号 7月22日発売!


短期連載「100日間でサブフォー達成!」

8月1日から100日後は11月9日――全国各地で秋のフルマラソンが開催されます。いま、サブフォーを目指して準備を始めるには絶好のタイミング。本企画では、ランナーズでお馴染みの猪瀬祐輔コーチ監修のもと、「サブフォー達成を目指す100日トレーニングプログラム」を紹介します。100日後、笑顔でゴールを駆け抜けませんか?


偉業! 昨年度の達成者は80人
60代サブスリーを諦めない

2024年度全日本マラソンランキングでサブスリーランナーは過去最多の1万2339人、その中で60代は男女合わせてわずか80人。
偉業を成し遂げたランナーが語る「60代サブスリー達成の秘訣」「若者へのアドバイス」とは? 60代サブスリーを目指す人はもちろん、年齢を重ねても速くなりたい全てのランナー必読の内容です。

「苦しみの先にある栄光」

6月29日に第40回サロマ湖100kmウルトラマラソンが開催され、昨年に続き30℃を超える過酷な条件の中、1,952人が完走(完走率58.4%)。フィニッシュ時のランナーの表情やコメントは、ほぼ全員が充実感にあふれていました。
40年間で37回連続完走(コロナ禍で3回中止)の越智利国さんの手記、古くから大会運営に携わる2人の町長が振り返るサロマの40年を、ランナーの表情と共にお届けします。



本誌購入は年会費7,800円「ランナーズ+メンバーズ」がお勧め!

「ランナーズ+メンバーズ」は毎月最新号が自宅に届く(定期購読)だけでなく、「デジタルで最新号&2011年1月号以降が読み放題」「TATTAサタデーランが年間走り放題」「会員限定動画&コラム閲覧可」のサブスクリプションサービス! 年会費7,800円の超お得なプランです。



※こちらから記事検索ができます。

「ランナーズonline」 一覧に戻る