丸岡真輝さん(右)※写真は山形まるごとマラソンで川内優輝選手と撮影した時のもの
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日本に877万人いると言われているランナーの中には、走るのが楽しくて毎週のように大会に出ている……という “大会大好きランナー” がいます。しかし、大会に出るためには参加費はもちろんのこと、遠方の大会になれば交通費や宿泊費などの出費もどんどん大きくなります。
では、大会大好きランナーはどうやって資金をやり繰りし、大会を楽しんでいるのでしょうか。マラソンチャレンジカップ(MCC)加盟大会を合計1000km以上を走破したランナーに贈られる『MCCグランドスラム1000』を20代で初めて達成した山形県の丸岡真輝さん(27歳)に話を聞きました。
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――20代でのMCCグランドスラム1000達成は丸岡さんが初めてです。
「達成できて光栄に思います。振り返るとMCC加盟大会で自己ベストを更新したこともあればその真逆もあり、良かったことと悪かったことの両方を味わえて人生そのものだと感じました」
――大会にはどのくらいの頻度で出ていますか?
「ほぼ毎週です。昨年度(2023年4月~24年3月)は48本出場しました。そのうち28本がフルマラソンです。20代でフルマラソン100本完走を目指しておりますので、フルを好んで出ています」
――1年間は52週なので、ほぼ毎週大会に出ている計算です。故障したり疲れが溜まったりはしないのでしょうか?
「睡眠をしっかり取れば疲れは抜けます。もっとも、最近は仕事が忙しく、睡眠不足になりやすいのが悩みです。ただ、もともと私は故障に強いこともあり、あまり故障することはありません。近年は厚底シューズによって脚への負担も軽減されていると感じます。普段は少しでも異変を感じたら練習量やペースを落として頑張りすぎないようにして、週1回は練習を休むようにしています。
それと、レース後はその土地にある温泉や銭湯に行くようにしています。水風呂があれば交代浴をするなどして疲労回復に努めています」
――大会にたくさん参加するようになったキッカケは?
「川内優輝選手の『レースを練習の一環として走る』手法に影響されました。普段は一人で練習しているので、高強度な練習をするのはなかなか難しいのですが、レースであれば他のランナーと競り合えます。普段の練習の2~3倍以上の効果がある『究極のトレーニング』だと思いますし、給水も用意されており、正確な記録も計測してくれるなどメリットが多いです。これはほとんど川内選手の受け売りですが、私も共感して取り入れるようになりました。
また、昨今の情勢から多くの大会が参加者数減少により定員割れが相次いでいることをよく聞きます。大会そのものがなくなるという事態にはなってほしくありませんので、なるべく多くの大会に参加して、大会存続に少しでも貢献できればという思いもあります」
――大会を選ぶ基準は何ですか?
「私は陸連登録競技者ということもあり、公認フルマラソンを優先します。また、47都道府県のマラソン完走も目指しておりますので、昨年度はまだ行ったことのない地域を中心に、西日本の大会に多く出ていました。おかやま、NAHA、鳥取、びわ湖、さが桜、ふくい桜などです。
ただ、費用を抑えるため日帰りで行けるところをなるべく選ぶようにもしています。こちらの場合はハーフマラソンが多くなります」
――遠征費を節約するためにどんな工夫をしていますか?
「東日本の遠征では主に車を利用し、時間的に余裕がある時は一般道を使うようにしています。時間の都合上高速を使う場合でも、周遊パスを利用して高速料金をなるべく抑えています。遠いところでは山形から富士山マラソン(山梨)まで行きました。
新幹線を利用する場合はJR東日本のえきねっと事前受付で『トクだ値』のチケットを狙います。飛行機は山形空港を利用するので航空会社は選択肢が限られますが、なるべく早く予約し、大会3カ月前くらいに探すことが多いです。
宿泊施設は『トリバゴ』という予約比較サイトを使って安い宿を選んでいます」
――マラソン大会には年間どのくらいの金額を使っていますか?
「厳密に計算はしていませんが、交通費も合わせると100万円以上は使っていると思います」
――遠征時にレース以外に楽しんでいることはありますか?
「遠征先ならではのグルメを食べるようにしていまして、Google Mapなどネットを使ってお店をある程度把握しておき、安くておいしそうなところを選んでいます」
――大会にたくさん参加することの魅力、醍醐味は?
「旅行感覚でまだ行ったことのない土地に行けますので、非日常感や新たな発見があります。大会では沿道からたくさんの声援を受け、そういった楽しさも醍醐味の一つです。レースに多く参加することによってモチベーションも上がり、普段の練習にも力が入ります。
MCCグランドスラム1000を達成しましたが、個人的には1000kmは通過点だと思ってますので、2000kmや3000km、あるいはその先の10000kmをMCCで走破していきたいです」
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丸岡真輝さん
山形県在住の会社員。27歳。中学・高校では陸上競技部で中長距離が専門で、フルマラソンの自己ベストは2時間33分55秒。月間走行距離は500km以上。
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