ランナーズonline

人類初の2時間切りが出るはずだった(?)ロッテルダムマラソンは応援が熱狂的!

2024年4月17日
写真/NN Marathon Rotterdam
写真/NN Marathon Rotterdam

4月14日(日)、オランダで開催されたロッテルダムマラソン。このレースには、今年2月に運転中の交通事故で亡くなったマラソン世界記録保持者のケルヴィン・キプタム選手(享年24歳、ケニア)が生前出場を表明し、人類初の公認大会2時間切りが期待されていました。
人類初の快挙が見られるはずだった(?)ロッテルダムマラソンの主催者に、好記録を後押しするための工夫をメールインタビューすると、次のように答えてくれました。
「今年はコースの見直しを行い、例えば、最近の厚底カーボンシューズでは鋭角にコーナーを曲がることが難しいので、曲がり角をより緩やかにするなど、いくつかの改善を行いました。トップ選手が記録更新を狙って出場することになれば、コースを分析し、改善するよう努めています」

また、仕事でロンドンから参加した奥野泰大さん(47歳)に大会の様子を聞くと、
「何といっても応援が熱狂的。市街地を走る後半はそれはもう大変なことになっていました。前半25kmは中心部から離れていくコースですが、終始沿道には観客が絶えず、気持ちが切れることがありませんでした」

レースは東京オリンピック銀メダリストのアヴディ・ナゲーエ選手(オランダ)が2時間4分45秒で優勝しました。


写真/NN Marathon Rotterdam
写真/NN Marathon Rotterdam

またレース前にはキプタム選手へ1分間の黙祷が捧げられ、多くの参加者が主催者から配られた喪章をつけて走ったということです。



大会結果

Abdi Nageeye(オランダ)2時間4分45秒
Ashete Bekere(エチオピア)2時間19分30秒

完走数
マラソン約1万7000人
1/4 マラソン約1万7000人




※こちらから記事検索ができます。

ランナーズ11月号 9月22日発売!


100km→200kmでフルが30分速くなる
月間200kmの底力

ランニングアプリ「TATTA」ユーザー4748人のデータを分析して判明したのは、月間100kmから200kmに増やすとフルマラソンのタイムが30分速くなる! そして月間200km走破者の89.7%がサブフォー、66.4%がサブ3.5をしていました。
実践者の到達法を参考に、あなたも月間200km走破を目指してみませんか?

短期連載 100日間でサブフォー達成!
61~90日目の目標は「ハーフマラソンを徹底攻略」

今秋のフルマラソンに向け「100日間でサブフォー達成」を目指す企画。今号は「61~90日目の頑張りトレーニング」を解説します。
走るショップ店員がお勧めする「サブフォー達成シューズ」も必見です。

現代日本では必須!
「暑い秋」のレース対策

今や10月、11月でも晴れた日は20℃以上になることも珍しくなく、秋のレースでも暑さ対策は必須。本特集では、北海道大学陸上競技部の瀧澤一騎監督、マラソン完走クラブの中田崇志コーチらが指導や自身の経験をもとに「暑いレースでも当日快走するためのテクニック」を伝授します。



本誌購入は年会費7,800円「ランナーズ+メンバーズ」がお勧め!

「ランナーズ+メンバーズ」は毎月最新号が自宅に届く(定期購読)だけでなく、「デジタルで最新号&2011年1月号以降が読み放題」「TATTAサタデーランが年間走り放題」「会員限定動画&コラム閲覧可」のサブスクリプションサービス! 年会費7,800円の超お得なプランです。



※こちらから記事検索ができます。

「ランナーズonline」 一覧に戻る