3月3日の東京マラソンでは3時間44分18秒でフィニッシュした中島社長(写真/小野口健太)
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月刊ランナーズで好評連載中の「トップランナーのビジネス×ランニング」。企業の経営者や組織のトップに立つ人にランニング実践者は多く、そんな “トップランナー” にとって走ることはビジネスにどんな影響を与えているのかをインタビューする連載です。発売中の5月号に登場するのは三菱地所株式会社代表執行役 執行役社長の中島篤さん(60歳)。「街」を舞台に新たな価値創造や環境との共生に挑戦する同社の、スポーツを通じた企業・就業者の健康づくり促進への取り組みと、マラソン挑戦によって自身が得た気づきを語っていただきました。今回はその一部をご紹介します。
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――ご自身の生活の中に、走る時間を確保することが習慣になり、考え方など変わったことはありますか。
「考え方は少し変わったかもしれません。特にそれまで運動をやっていたわけではないですし、体力があるとも思っていなかったのですが、意外と走れるじゃないか、と。そう思った時、親に感謝しました。実はそういうふうに育ててくれたんだなと。1人でセントラルパークを走っているとき、ああ、ありがたいなと思いました。それと、マラソンは準備してもダメな時はダメなんですが、準備しなければ絶対にダメなんですよね。そういうことは考えるようになりました。最近は本当に時間の自由がないのですが、ある程度忙しくても、時間ができそうな時に『ここで何km走ろう』とか、そういうことを1カ月単位で考えていた時もありました。やっぱり、準備が必要、ということですね」
「準備の重要性と、そうは言っても想定外のことも起こるということを、マラソンに教えてもらったと思います」
――それは仕事に通じる部分もあるでしょうか。
「はい、ビジネスは大体想定外のことしか起こらないですから。準備しなければうまくいかないのは間違いないし、準備してもうまくいかないことはしょっちゅうありますので」
――「大会」には、どんな魅力を感じられますか。
「『自分の発表の場』のような気持ちになりますよね。そこに照準を合わせ、準備し、ひとつの締めにもなる。あとは、ニューヨークを目指す時は『9+1』のために10kmや15kmなどのレースに出たのですが、練習では絶対出ないタイムで走れる時がある。自分の限界を超えるための刺激として、いいツールだと思います」
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インタビュー全文は発売中のランナーズ5月号に掲載しています。ぜひご覧ください。
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