イラスト/hoco
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大会に参加するにあたり、当日にランナーが気になることの一つは「トイレ」ではないでしょうか。レース前に済ませてスッキリした状態でスタートラインに立ちたいものですが、中には一度済ませても再び尿意が襲ってくるランナーもいるようです。そこで、サブスリーランナーである内科専門医・肝臓専門医の北原拓也先生に対策を教えてもらいました。
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「膀胱は普通、300~500㏄の尿を溜め込めますが、冷えるとぎゅっと縮まって容量が減ってしまいます。モルモットを使った実験では容量が6割程度に減るという結果が出ています」
つまり、身体が冷えると尿を180~300㏄しか溜められなくなるので、いつもより早めに尿意を感じるそうです。
「冷えると身体全体の血管が縮こまって血液量が増えます。すると腎臓は血液のボリュームを減らすため、尿をじゃんじゃんつくろうとします」
つくられる尿が1.5倍に増えるという論文もあるそうです。これらの現象を抑えるには、スタート前に下腹部を冷やさないことが重要。なるべく温かい格好でスタート時間に備えた方がいいそうです。上着を脱いでからもポンチョ、手袋、アームウォーマーを身につけ、カイロや腹巻きで温めたり、下腹部にワセリンを塗ったりするのも効果的です。
また、尿意は “山” と “谷” を繰り返します。一度襲ってきては、しばらくすると消え、そしてまた第2波がきます。
「最初の山を越えたら我慢してはどうでしょうか。走り続けて身体が温まれば、膀胱の容量が増えるので尿意が消える可能性もあります」
(ランナーズ4月号の記事を編集)
北原拓也(きたはら・たくや)
高島平総合中央病院勤務。内科専門医・肝臓専門医で、ビアソムリエや温泉名人の資格も持つ。フルマラソンの自己ベストは2時間50分31秒(2019湘南国際)
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ランナーズ4月号では北原先生が他にもトイレにまつわる疑問に答えているほか、5人のコーチがアドバイスする「レース前&当日に使えるフルマラソン快走の心得×38」も掲載。大会を直前に控えたランナーはぜひご一読ください。
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