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(写真/塩川真悟)
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折り返しの回数とアップダウンを減らし、走りやすい新コースとなった大阪マラソン2024が25日開催され、3万人を超えるランナーが降りしきる雨に負けずに大阪の街を駆け抜けました。
大会はパリ五輪代表の男子3枠目をかけたマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)ファイナルチャレンジとして行われ、國學院大の3年生、平林清澄選手が2時間6分18秒で優勝しました。
平林選手はパリ五輪代表選考の対象ではなかったものの、初マラソンの日本選手最高記録と日本学生記録を更新する快走。「めちゃくちゃ走りやすかった」と平林選手が笑顔で語ったように、今回から折り返しが従来の5カ所から3カ所に減少。32kmからの上り坂を越えた後のアップダウンも減り、35kmから40kmは緩やかに下るなど、終盤は走りやすい新コースとなりました。
スタート時点の気温6.3℃、冷たい小雨が降り続くあいにくのコンディションでしたが、42.195kmを走り終えた一般の参加ランナーからも「故障明けで練習不足だったけれどコースが楽で走り切れた」「去年は、また折り返しなの?みたいな感じあったけど、今年は気にならなかった」「走りやすくて還暦になって初めてのフル頑張れました」「平坦な感じで声援も多くて、これで雨でなければ満点!」と新コースは好評でした。
中には「折り返しは速い選手が見られたり、すれ違うランナーに元気をもらうので元々気にならない」「こんな雨の中、たくさんの人が応援に出てくれてエードも特に給食系が充実していてお腹いっぱいになっちゃいました」と寒さに震えながらも1年に1度の“大阪のお祭り”を満喫した感想が聞かれました。
出走者数:30,420人(フルマラソン)
完走者数:29,128人(完走率95.8%)
男子優勝:平林清澄(2時間6分18秒)
女子優勝:ワガネシュ・メカシャ(エチオピア・2時間24分20秒)
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