ランナーズonline

【深掘り!全日本マラソンランキング 06】サブスリーは東大合格より難しい? フルマラソンの記録を偏差値で出してみた

2024年2月21日
マラソンに出走するだけで健康的には「エリート」間違いない!
マラソンに出走するだけで健康的には「エリート」間違いない!

「全日本マラソンランキング」に関する様々なデータを紹介するこの企画。今回は、フルマラソンの記録を偏差値にしてみました。

こんな経験はありませんか? レース翌日、脚を引きずりながら出社したあなたに、同僚が「あれ、どうしたんですか?」と尋ねる。あなたは「いやあ、昨日フルマラソンを走ってね。ようやく〇時間切れたんだよ」と返す。その記録のすごさがわからない同僚は困惑した表情で「へえ~…」とひと言。このように、走っていない人に記録の価値を伝えるのはなかなかに難しいものです。

そこで今回は、多くの方が高校や大学受験で目にした経験のある偏差値でマラソンの記録を表してみました。データは2022年度の「全日本マラソンランキング」のものを使用。前述の会話のあとに「偏差値でいうとこれくらいだね」と話せれば、走っていない人にも記録の価値が少しは伝わるかもしれません。


【男子】

2時間30分71.93
3時間66.71
3時間30分61.49
4時間56.27
4時間30分51.04
5時間45.82

【女子】

2時間30分78.51
3時間72.93
3時間30分67.35
4時間61.76
4時間30分56.18
5時間50.60

ちなみに東進ハイスクールが公開している2024年度大学入試の偏差値を見ると、男子サブスリーと同じ偏差値66には東京大学の理科Ⅰ類・Ⅱ類などがあります。女子サブスリーと同じ偏差値72には、最難関の慶應義塾大学医学部があります。もちろん単純比較はできませんが、サブスリー達成は東大合格と同等か、それ以上に難しいといえるかもしれません。

もうひとつデータをご紹介すると、2022年度のフルマラソン完走者数は26万2,131人。日本の総人口は1億2,494万7,000人です。日本人でフルマラソンを完走できたのは約0.2%。つまり、タイムの偏差値に関わらず、フルマラソンを完走しただけで「健康」という分野ではスーパーエリートと呼べるのではないでしょうか。




※こちらから記事検索ができます。

ランナーズ9月号 7月22日発売!


短期連載「100日間でサブフォー達成!」

8月1日から100日後は11月9日――全国各地で秋のフルマラソンが開催されます。いま、サブフォーを目指して準備を始めるには絶好のタイミング。本企画では、ランナーズでお馴染みの猪瀬祐輔コーチ監修のもと、「サブフォー達成を目指す100日トレーニングプログラム」を紹介します。100日後、笑顔でゴールを駆け抜けませんか?


偉業! 昨年度の達成者は80人
60代サブスリーを諦めない

2024年度全日本マラソンランキングでサブスリーランナーは過去最多の1万2339人、その中で60代は男女合わせてわずか80人。
偉業を成し遂げたランナーが語る「60代サブスリー達成の秘訣」「若者へのアドバイス」とは? 60代サブスリーを目指す人はもちろん、年齢を重ねても速くなりたい全てのランナー必読の内容です。

「苦しみの先にある栄光」

6月29日に第40回サロマ湖100kmウルトラマラソンが開催され、昨年に続き30℃を超える過酷な条件の中、1,952人が完走(完走率58.4%)。フィニッシュ時のランナーの表情やコメントは、ほぼ全員が充実感にあふれていました。
40年間で37回連続完走(コロナ禍で3回中止)の越智利国さんの手記、古くから大会運営に携わる2人の町長が振り返るサロマの40年を、ランナーの表情と共にお届けします。



本誌購入は年会費7,800円「ランナーズ+メンバーズ」がお勧め!

「ランナーズ+メンバーズ」は毎月最新号が自宅に届く(定期購読)だけでなく、「デジタルで最新号&2011年1月号以降が読み放題」「TATTAサタデーランが年間走り放題」「会員限定動画&コラム閲覧可」のサブスクリプションサービス! 年会費7,800円の超お得なプランです。



※こちらから記事検索ができます。

「ランナーズonline」 一覧に戻る