![]() マラソンに出走するだけで健康的には「エリート」間違いない!
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「全日本マラソンランキング」に関する様々なデータを紹介するこの企画。今回は、フルマラソンの記録を偏差値にしてみました。
こんな経験はありませんか? レース翌日、脚を引きずりながら出社したあなたに、同僚が「あれ、どうしたんですか?」と尋ねる。あなたは「いやあ、昨日フルマラソンを走ってね。ようやく〇時間切れたんだよ」と返す。その記録のすごさがわからない同僚は困惑した表情で「へえ~…」とひと言。このように、走っていない人に記録の価値を伝えるのはなかなかに難しいものです。
そこで今回は、多くの方が高校や大学受験で目にした経験のある偏差値でマラソンの記録を表してみました。データは2022年度の「全日本マラソンランキング」のものを使用。前述の会話のあとに「偏差値でいうとこれくらいだね」と話せれば、走っていない人にも記録の価値が少しは伝わるかもしれません。
【男子】
2時間30分 | 71.93 |
3時間 | 66.71 |
3時間30分 | 61.49 |
4時間 | 56.27 |
4時間30分 | 51.04 |
5時間 | 45.82 |
【女子】
2時間30分 | 78.51 |
3時間 | 72.93 |
3時間30分 | 67.35 |
4時間 | 61.76 |
4時間30分 | 56.18 |
5時間 | 50.60 |
ちなみに東進ハイスクールが公開している2024年度大学入試の偏差値を見ると、男子サブスリーと同じ偏差値66には東京大学の理科Ⅰ類・Ⅱ類などがあります。女子サブスリーと同じ偏差値72には、最難関の慶應義塾大学医学部があります。もちろん単純比較はできませんが、サブスリー達成は東大合格と同等か、それ以上に難しいといえるかもしれません。
もうひとつデータをご紹介すると、2022年度のフルマラソン完走者数は26万2,131人。日本の総人口は1億2,494万7,000人です。日本人でフルマラソンを完走できたのは約0.2%。つまり、タイムの偏差値に関わらず、フルマラソンを完走しただけで「健康」という分野ではスーパーエリートと呼べるのではないでしょうか。
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