![]() 近年はさまざまな成分が入ったエナジージェルが発売されている(写真/小野口健太、商品提供/ゼビオ株式会社)
|
フルマラソンやウルトラマラソンの“本命レース”に挑むランナーの多くがエネルギー補給手段として利用しているエナジージェル。近年はさまざまな製品が登場し、含有成分もそれぞれに異なっています。エナジージェルを適切に活用すればタイムはもっと縮まるかもしれません。スーパースポーツゼビオあすと長町店(宮城)の岡部陽介さんに、ジェルを使う意味と選び方のポイントを解説していただきました。
********
1月22日発売のランナーズ3月号では、現在発売されているエナジージェルの特徴や、含まれている成分、実際にランナーがジェルをどのように活用しているか、ジェル携帯に便利なレース用ウエアの紹介など、ランナーの“エナジージェル戦略”をさまざまな切り口から特集しています。
※こちらから記事検索ができます。
ランナーズ5月号 3月22日発売!
万国共通「走る力は生きる力」
3月2日に開催された東京マラソンは約3万7000人が出走し、海外からの参加者は約1万7000人。2月24日の大阪マラソンには約3万2000人が参加し、海外からのエントリーは約6000人。世界各国のランナーにあなたにとっての「走る力は生きる力」をインタビューしてわかったことは、言葉や文化が異なっても、ランニングを通じて前向きな人生を切り開いていることは万国共通、ということでした。
40年連続サブスリー達成者に川内優輝がインタビュー
今年2月の別府大分マラソンを2時間59分27秒でフィニッシュし、40年連続サブスリーを達成した日吉一郎さん(当時59歳)に、マラソン2時間20分以内で100回以上走破し、ギネス記録保持者である川内優輝選手がインタビュー。「なぜこれほど長い間継続できたのか」を聞きました。
世界のレジェンドたちに聞いた!
加齢に打ち克つ究極の「My Training」
年齢を重ねても走り続けるレジェンドランナーたちはどのようにして衰えを克服し、マラソンで高いパフォーマンスを維持しているのでしょうか。今号に登場するレジェンドたちの「マイトレーニング」を紹介します。
本誌購入は年会費7,800円「ランナーズ+メンバーズ」がお勧め!
「ランナーズ+メンバーズ」は毎月最新号が自宅に届く(定期購読)だけでなく、「デジタルで最新号&2011年1月号以降が読み放題」「TATTAサタデーランが年間走り放題」「会員限定動画&コラム閲覧可」のサブスクリプションサービス! 年会費7,800円の超お得なプランです。
※こちらから記事検索ができます。
私自身、フルマラソンから100kmのウルトラマラソンまで走っていますが、その際にはエナジージェルを使用しています。車にたとえればジェルの役割はガソリンと同じ。走り続けるためのエネルギー源です。
走力を問わず、すべてのランナーにジェルの使用を推奨します。トップ選手でさえ、ドリンクにジェルを入れて摂取していることは少なくありません。大会ではエイドで食べ物も提供されますが、例えばおにぎりは消化に2~3時間かかるのに対し、ジェルは摂取から10~15分で吸収されて効果を発揮します。うまくジェルを活用し、最後まで身体にエネルギーのある状態を維持してもらいたいですね。
ジェルはブランドだけでも30~40あり、その中で各社が複数の製品を出しているので100種類以上になります。疲労軽減が期待できるアミノ酸、覚醒効果のあるカフェイン、脚つり防止になるマグネシウム、ゆっくり消化できてお腹に負担のかかりにくいパラチノースなど、エネルギー以外の成分が含まれているものも多く、目的に応じて使い分ければタイム短縮に役立てられると思います。
もっとも、選び方について相談を受けた時は、まず「味で選んでください」と伝えています。どれだけ良い成分が含まれていても、ちゃんと摂取できなければ意味がありません。その上で、各自の悩みに合わせた種類を選ぶことが大切です。
おかべ・ようすけ
(スーパースポーツゼビオあすと長町店)
1989年生まれ、34歳。福島県出身。
学生時代はサッカー部で、入社2年目の2015年から走り始める。フルマラソンの自己ベストは2時間48分55秒。