ランナーズonline
RUNNERS ONLINE
1月2日午前8時に第100回箱根駅伝がスタート(写真/軍記ひろし)
|
第100回東京箱根間往復大学駅伝競走(通称:箱根駅伝)の往路は1月2日、東京・大手町から神奈川・箱根町までの5区間107.5kmで行われ、3区で先頭に立った青山学院大が5時間18分13秒で往路優勝しました。
前回優勝校で10月の出雲駅伝、11月の全日本大学駅伝を合わせた「2年連続3冠」のかかる駒澤大が1区・篠原倖太朗選手の区間賞でリードを奪いましたが、青山学院大は2区の黒田朝日選手が9位から2位に浮上すると、3区の太田蒼生選手が駒澤大との22秒差を逆転。日本人区間最高タイムを1分8秒短縮する59分47秒(21.5km)の走りで4秒先着し、4区の佐藤一世選手がタイム差を1分26秒に広げ、5区区間新(区間2位)の若林宏樹選手が逃げ切りました。2~4区は3人とも区間賞でした。
2位の駒澤大は1万m27分台の3人を1~3区に並べて先行しましたが、1万mで27分28秒50(U20日本記録、現役学生日本人最速)を持つ佐藤圭汰選手が従来の3区日本人最高タイムを上回りながらも青山学院大に逆転を許し、2分38秒差で往路を終えました。
3位の城西大は5区の山本唯翔選手が1時間9分14秒(20.8km)と、自身の持つ区間記録を50秒塗り替えて2年連続の区間賞に輝き、ほぼ同じコースで2005年に今井正人選手がマークした旧区間記録にあと2秒と迫りました。4位には東洋大、5位には早稲田大と、月刊ランナーズの連載にこれまで登場した大学が続きました。
青山学院大の原晋監督は「『負けてたまるか大作戦』の通り、学生たちが本当に頑張ってくれました。復路は伝統的に強いですから、輝いて走ってほしい」と話し、太田選手は「1時間切りは目標にしていました。12km以降はしんどかったんですけど、作戦名の通り(佐藤選手に)負けるかという気持ちで走りました」と自身の走りを振り返りました。
今回が初采配だった駒澤大の藤田敦史監督は「4区で差がついてしまいましたが、5区の金子伊吹が想定通りのタイムで走ってくれたので、復路は戦う姿勢ができたのかなと思います。後半区間に上級生を配置して総合優勝したい」と翌日を見据えていました。
復路は1月3日の午前8時にスタートします。
3区区間賞の走りで先頭に立った青山学院大の太田蒼生選手
|
ランナーズ1月号 11月22日発売!
新提案! 年代とタイムで算出
あなたの「マラソン偏差値」はいくつ?
フルマラソンのタイムから年代・性別ごとに「マラソン偏差値」を算出! 男女別に各年代の偏差値70、65、60、55、50、45のタイムを一覧にして掲載しています。
「最近加齢で記録が低下してきた」という方のモチベーションアップに、年齢や性別が異なるランニング仲間との記録の比較として、ご活用ください。
「マラソン大会の応援」は人を元気にする!
ランナーズ編集部が実施したアンケートでは、大会でランナーを応援した1148人のうち88.1%の人が「元気度がとても上がった」もしくは「少し上がった」と答えました。
さらに「日常生活でよりアクティブになった」「精神的に前向きになった」と行動の変化を表す回答も。読めばマラソンの応援に行きたくなる本特集、ぜひご覧ください。
フルマラソンレース中の
「三大困った」(腹痛・脚つり・トイレ)を解決!
どんなに練習を積んでも、万全の準備をしても、なぜかトラブルが起こってしまうのがフルマラソンです。この特集では、多くのランナーが経験する「腹痛」「脚つり」「トイレ問題」に対し、コーチや専門家が事前の対策や当日の対処法を指南します。「トラブルなく快走したい」というランナー必見です!
本誌購入は年会費7800円「ランナーズ+メンバーズ」がお勧め!
「ランナーズ+メンバーズ」は毎月最新号が自宅に届く(定期購読)だけでなく、「デジタルで最新号&過去12年分の記事が読み放題」「TATTAサタデーランが年間走り放題」「会員限定動画&コラム閲覧可」のサブスクリプションサービス! 年会費7800円の超お得なプランです。