![]() 『市民ランナー日本一決定戦』と銘打って各地区大会の上位2人が集結した
|
「MIDDLE DISTANCE CIRCUIT(MDC)東京」が10月20日と21日、東京都世田谷区の駒沢陸上競技場で開催されました。中距離種目の普及を目的に2021年に始まったシリーズ制の大会で、今年は『市民ランナー日本一決定戦』と銘打って男女年代別の1,000mを新設。5つの地区大会で各カテゴリーの2位以内に入ったランナーが集結し、“中距離日本一” を目指して激突しました。
男子最年長カテゴリーのM50(50歳以上)で優勝したのは利根川裕雄さんで2分40秒08。M40は一ノ瀬辰徳さんが2分34秒72、M30は川上和真さんが2分28秒24、M18-29は高橋竜平さんが2分27秒07でそれぞれ制しました。女子はW30が飯野摩耶さん(2分56秒35)、W18-29が川尻萌愛さん(2分52秒81)と、どちらも元実業団選手が1位でした。
M40覇者の一ノ瀬さんは福島県の小学校教員で、学生時代は400mハードルが専門の短距離選手。25歳の時に長距離を始め、現在は短距離からロードレースまで幅広く挑戦しています(フルマラソンのベストは2時間59分46秒)。「音楽がガンガンかかって会場のアナウンスも盛り上げてくれるので、アドレナリンが出てレース中は疲れを感じずに夢中になって走れました。陸上競技がエンターテインメントになるのだと驚きました。今回は前を走っていた選手が転倒し、順当なら勝てなかったと思うので、もっと強くなって次は自分の力で優勝できるようになりたいです」と語りました。
このほか、誰でも参加できる記録会の部(日本陸連公認&非公認)や、トップランナーを対象とした日本グランプリシリーズの中距離種目が行われ、グランプリ1,000mで優勝した前田陽向選手(環太平洋大)と田中希実選手(New Balance)が賞金100万円を獲得しました。タイムは前田選手が2分19秒32、田中選手は2分39秒49でした。
観戦はスタンドが500円(18歳以下は無料)、プレミアチケット(グラウンド脇)が4000円と有料でしたが、2,500人以上が来場しました。大会を運営したTWOLAPSの横田真人代表はランナーズ4月号のインタビュー記事で次のように語っています。
「TWOLAPSは走ることで人を元気にする、人と人とをつなげるというビジョンを掲げている。スポーツクラブはファン、本拠地を置く地域の住民、社会と向き合わなければいけない。単にスポンサーからお金をもらうだけで、社会に何の価値も還元できていなかったら、『応援してください』とは言えない」
ランナーズ4月号の横田代表のインタビューでは新谷仁美選手のマラソントレーニングやTWOLAPSの運営方針についても紹介しています。ぜひバックナンバーからご覧ください。
![]() M40の1,000mで優勝した一ノ瀬辰徳さん(左端)
|
![]() 「インフルエンサーvs指導者軍団1,500m」ではランナーズ11月号に登場したたむじょーさん(右から2人目)が優勝し、三津家貴也さん(右端)が3位だった
|
※こちらから記事検索ができます。
ランナーズ8月号 6月20日発売!
ハーフマラソン1歳刻みランキング発表!
あなたは中間タイム(男性1時間57分、女性2時間13分)より速い?
2024年4月~2025年3月に開催されたハーフマラソンの完走記録データを集計した「2024年度ハーフマラソン1歳刻みランキング」を月刊ランナーズ8月号で発表しました。
年齢ごと上位100位の名前とタイム、各大会の完走人数や中間タイムなどを掲載しています。ぜひご覧ください。
レース攻略法&札幌ガイド
「北海道マラソンを楽しみ尽くす!」
月に開催されるフルマラソン「北海道マラソン」。夏のレースに挑戦するランナーに向けた「事前の準備」や「当日の攻略法」「打ち上げにピッタリのお店」など、レースの前後を含めて楽しみ尽くすための情報をまとめました。
今、ハーフマラソンが熱い!
ハーフマラソンランキングとあわせ、もっとハーフマラソンを楽しむための特集として対象125大会を特徴別に分類した「大会ガイド」や「ハーフを極めてフルが速くなるためのトレーニング法」「タイムの価値が分かる!? ハーフマラソン偏差値」も掲載。ハーフマラソンを満喫するための1冊となっています。
本誌購入は年会費7,800円「ランナーズ+メンバーズ」がお勧め!
「ランナーズ+メンバーズ」は毎月最新号が自宅に届く(定期購読)だけでなく、「デジタルで最新号&2011年1月号以降が読み放題」「TATTAサタデーランが年間走り放題」「会員限定動画&コラム閲覧可」のサブスクリプションサービス! 年会費7,800円の超お得なプランです。
※こちらから記事検索ができます。