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サブスリーランナーの85%以上がペース走・ロング走を実施! 実践者は「30km走を繰り返すことで自信がつく」

2023年7月20日
サブスリーは多くのランナーにとって憧れ(写真は今年の別府大分マラソン)
サブスリーは多くのランナーにとって憧れ(写真は今年の別府大分マラソン)

7月22日に発売するランナーズ9月号では「サブスリー達成の極意」として、サブスリーランナー180人のアンケート結果から、達成に必要な条件を掲載しています。その中で回答者のトレーニング実施率が高かったのが、ペース走(158人)とロング走(155人)でした。
ここでは、これらのトレーニングを積み重ねることで初マラソンからタイムを約1時間30分短縮し、サブスリーランナーになった吉岡誠一郎さん(45歳)を紹介します。


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金融機関に勤務する吉岡さんは2010年ごろにゴルフの際にはくズボンがきつくなったことから、ダイエットのため走り始めました。初マラソンは2012年の富士山マラソンで、4時間22分でゴール。長らくサブスリーは「別格の世界」でしたが、サブフォーを達成し、別府大分マラソン(出場資格3時間30分以内)を意識するようになると、月間走行距離が増えて(月100km→200km超)記録が短縮。2018年2月の別大で3時間13分をマークしてサブスリーが目標になり、2019年の防府マラソンで初めて3時間を切りました(2時間59分3秒)。コロナ禍の大会中止期間を挟み、昨年11月のつくばマラソンでは2時間54分53秒の自己ベストを出しています。

サブスリーに必要なトレーニングについて聞くと、
「サブスリーにはキロ4分15秒で3時間走り続けないといけないので、『速い動き』を『長時間継続させる』という両立が必要だと思っています。そのために現在大切にしているのが、『月300km走ってベースをつくること』と『週末にペース走+ロング走のセット練習で鍛えること』です。特にロング走は秋になると月2~3回は30km走をキロ4分20~30秒で繰り返しますし、夏でも20km以上走ることを基本にしています。サブスリーをするには自信を持ってレースに挑むことも大切だと考えており、そのためにもロング走を繰り返すことで『後半もペースダウンせずに走れる』と思うようになれます。自己ベストを出した昨年のつくばマラソンでは、3週連続で30km走を4分20秒ペースでこなしたことで、本番も行けると思えました」

今年は金沢マラソン、つくばマラソンにエントリー。
「今の目標は2時間50分を切ることです。課題はスピード不足なので、ロング走を継続しつつスピードを強化していきます。こうして試行錯誤を繰り返すのもサブスリーに必要なことかもしれませんね」



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