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【私のサブ4作戦 05】「超回復」の考え方と「ビルドアップ」で走力もレーススタイルも激変

2023年5月02日

コロナ禍の運動不足解消として、2年半前に走り始めた東京都の岡崎浩子さん(51歳)。
当初から「フルマラソンでサブフォー」を目指しましたが、初マラソンで手痛い体験をしてしまいます。


初レースの失敗から運命の練習会に出会う

2022年3月の名古屋ウィメンズマラソンで、4時間13分17秒という記録で初フル完走した岡崎浩子さん(51歳)。
立派な記録ですがその内容は、序盤にハイペースで突っ込んでしまい、後半あえなく撃沈し、なんとかゴールするというものでした。
レース後「もう走るのやめようかな」と思えるほど、モチベーションが落ちてしまったと言います。

そんな岡崎さんに、再び走る意欲とサブフォーへの道を照らしてくれたのは、あるランニングクラブでした。
資生堂などの監督をされていた川越学さんが指導するMABオンラインマラソン部に入会し、ここで「ビルドアップ」や「超回復」の重要性を知ったことで、岡崎さんのランニングは変わりました。


後半ペースを上げるビルドアップを徹底的に

ゆっくりペースからスタートして、徐々にスピードを上げていくビルドアップ。
これを初めて体験したとき、最初のゆっくりペースに「これで本当に練習になるのか?」と思ったそう。
ところが後半、疲れが出てくる中でペースを上げていく練習は、大きな達成感が得られるものでした。

レース自体も、前半温存して後半上げるという展開を目指すべきで、そのためにもトレーニングの多くをビルドアップにすべきという指導でした。
岡崎さんはポイント練習として、インターバルなどのスピード練習と週末は距離走(最長30km走)を行いましたが、いずれも最初ゆっくり、中盤に上げて、後半からラストにかけて頑張るというビルドアップ的に実践。多い月で月間230km、平均して150km〜180km走りました。

こうして2022年11月の神戸マラソンでは、序盤焦らずゆっくり入って、後半上げていくという展開にでき、3時間55分15秒で見事サブフォーを達成。
初フルのとき「もうやめよう」と思った30km地点では、逆に「いける!」と手ごたえを感じたと言います。


ひとり練習では気づかなかった「超回復」の重要性

自分ひとりで練習していた頃には、とにかく「走らないことは悪」というくらいの気持ちだったと振り返る岡崎さん。
川越メソッドに触れて「超回復」の考え方から、ポイント練習をきちんとするためには、その前後にリカバリーのジョグを入れたり、きちんと睡眠をとって回復を促すことの重要性が分かり実践するようになりました。

ランニングについて多くの気づきと、実戦的なトレーニングを学んだいま、岡崎さんの視野には、次なる目標「サブ3.5」が見えています。
「次シーズンの後半、3月頃には3時間半切りを目標にしたいと思っています」



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岡崎 浩子さん(51歳)
  • 岡崎 浩子さん(51歳)

ランニング歴2年半。
コロナ禍の運動不足解消のため20年秋から走り始める。
翌春10kmレースで46分、夏に初ハーフ1時間48分32秒で走り、フルマラソンでサブフォーを目指すようになる。
初フルは22年3月の名古屋ウィメンズマラソンで4時間13分17秒。
ただし終盤失速してしまう苦しい展開に、ランニングへのモチベーションも落ち込んでしまう。
その後入会したMABオンラインマラソン部の指導を受け、トレーニング法やレースの組み立て方などを変え、22年11月の神戸マラソンで3時間55分15秒でサブフォーを達成。
そして23年の名古屋ウィメンズマラソンでは3時間44分55秒(ネットタイム)と、記録を更新。来シーズン中のサブ3.5を目指して邁進中。


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