![]() (写真/RunAsOne)
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これからの季節は気温も上がり、スピード走にピッタリな季節になります。
春~夏にスピードを鍛え、秋冬のマラソンにつなげる、というのは今やオーソドックスなトレーニング方法です。とはいえ「スピード走は苦しくて苦手…」という方も多いのではないでしょうか?
現在発売中のランナーズ6月号ではそんな人に試してほしい、海外のランナーが実践しているスピードトレーニングを紹介しています。
オーストラリア・ケニア・台湾・ニュージーランド・イギリス・イタリアの6カ国の名コーチが紹介する中から「これなら継続できる」と感じるスピード練習を見つけて、継続してみてください!
今回はオーストラリアの美人コーチがおすすめするスピード走を紹介します。
私の名前はイゾベル・バット・ドイル。2021年の東京オリンピック女子5000mにオーストラリア代表として出場したの。私は今、現役の選手としてパリオリンピックを目指しながら、仲間と設立したランニングクラブで市民ランナーへのコーチングも行っているの。写真は私たちのクラブの練習風景なのよ。みんな楽しそうでしょ?
スピード走は快適なペースのランニングでは使われていない筋肉にアプローチし、全身の筋力をアップさせ、ストライドを伸ばすことができて、ランニングエコノミーも向上させることができるから、短い距離を専門とするランナーからマラソンランナーまで、どんな人にも効果があるのよ。
そんな私たちが実践しているスピード走の中から、今回お勧めするのがこのメニュー。
Wave tempo(ウエーブ・テンポ)(1km+900m)×2~5セット
※1kmは5~10kmレースペース、900mはマラソンペース
ハッキリいってキツいわ(笑)。通常のテンポ走(ペース走)は一定のペースで走り続けることで、ペースに身体を慣らすことが目的で、日本ではこの方法が多いかもしれないわね。
一方、このウエーブ・テンポは、1kmハードに走った後にミニマムのリカバリーを加えることによって、走力の底上げをすることを狙いとしているの。リカバリーがマラソンペースなので苦しいと思うけれど、乳酸を利用する能力が高まって、マラソンのペースがラクに感じられるようになるわ。だからレースに直結するトレーニングとも言えるの。
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2022年10月に初マラソンを2時間28分10秒で完走(メルボルンマラソン)。
2度目となる2023年3月の名古屋ウィメンズマラソンでは2時間27分54秒とわずかに自己ベストを更新。
(取材・文/田岡万由子)
現在発売中のランナーズ6月号では、各国のコーチが紹介するメニューを自己ベスト2時間18分59秒で海外のトレーニングに詳しい山﨑竹丸コーチ(34歳)が解説しています。
またランナーズTVでは、KAZ BOMBAYEが「世界のスピード走」に挑戦しています。
⇒ 世界のコーチおすすめスピード走!〜フル2:55切りへの道 その1〜
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ランナーズ5月号 3月22日発売!
万国共通「走る力は生きる力」
3月2日に開催された東京マラソンは約3万7000人が出走し、海外からの参加者は約1万7000人。2月24日の大阪マラソンには約3万2000人が参加し、海外からのエントリーは約6000人。世界各国のランナーにあなたにとっての「走る力は生きる力」をインタビューしてわかったことは、言葉や文化が異なっても、ランニングを通じて前向きな人生を切り開いていることは万国共通、ということでした。
40年連続サブスリー達成者に川内優輝がインタビュー
今年2月の別府大分マラソンを2時間59分27秒でフィニッシュし、40年連続サブスリーを達成した日吉一郎さん(当時59歳)に、マラソン2時間20分以内で100回以上走破し、ギネス記録保持者である川内優輝選手がインタビュー。「なぜこれほど長い間継続できたのか」を聞きました。
世界のレジェンドたちに聞いた!
加齢に打ち克つ究極の「My Training」
年齢を重ねても走り続けるレジェンドランナーたちはどのようにして衰えを克服し、マラソンで高いパフォーマンスを維持しているのでしょうか。今号に登場するレジェンドたちの「マイトレーニング」を紹介します。
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